就職活動が準備不足なひとに対して その2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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過去のブログより。

 

 

相談者の中に充分な準備が出来ていないひと

が散見される。

 

例えば、

 

方向性が不明確で、将来の職業観を持ち合わ

せていないタイプ。

方向性はあるが、適職や企業選択に迷ってい

るタイプ。

適職や企業は定めているが、スキルや経験が

不足するタイプ。

応募し続けているが内定に結び付かないタイ

プ。

 

以上のような様々な問題を抱えるタイプがあ

る。

 

ただ最後のタイプは一番就職に近いと言えよ

う。

こういう人は多角的に企業選択をすることや

難易度の異なる企業選択をすることで就職す

る可能性が高い。

 

その他はいずれも成功に時間がかかる。

 

従って、我々キャリア・カウンセラーは多様

なスキルや知識を具備することで色々な顧客

との相談を経験、多くの対応をし、自分の中

に成功事例を持って対処する必要があろう。

 

また、ゆっくりとした姿勢で相談者に臨み、

長い時間で対応しようとすることが必要。

時にカウンセラーが自分のサイドの都合で成

功を急いだり、幅のない自分のやり方でマッ

チングを焦ることは慎まなければならない。

 

 

カウンセリングの阻害要因として、短時間で

の就職決定を迫られる環境がある。

一部の民間の再就職支援企業などで、この傾

向を持つものがある。

早期の就職決定での収入を見込んだ経営をし

ているのが理由だ。

そのためだけの理由でカウンセラーにも早期

決定を迫り、焦らせる。

ただ、ある調査では10回前後の面談が最も

効果的なカウンセリング回数との結果を得た

ものがある。

むやみに焦る必要はないが、ただ長々と面談

をしていれば良いというものでもない。

自分の経験上も10回というのは経験則とし

て正しいような気がする。

一応の基準としても良い、と考える。