過去のブログより。
以下に抽象的な志望動機の例をあげてみます。
自動車を選ぶということは、人生の大きな出来
事です。
そういうお客様を手助けすることで、自分の喜
びや仕事のやる気にもつながると考えて、以前
から考えていた自動車販売に携わりたいと思い
志望いたします。
準備や計画をしっかり行いお客様に対し充分な
提案を行えるよう努力し貴社に貢献できるよう
に努力いたします。
これは一見して耳触り良く、良い文章と考えら
れるかもしれません。
しかし、この志望動機は「自動車」や「自動車
販売」を他の言葉に置き換えても使用可能で(
洋服、アパレル販売)極めて汎用性はあるが没
個性なパターンです。
このように、没個性的なものは就活本からの盗
用も可能であり、企業の選択理由の記入もない
ことから、人事担当者には、どこにでも出す書
類と受け取られがちです。
また、自分の強みを今回の応募職種のどこでど
う活かすかの書き込みもなく、入社させてもど
う貢献するか、具体的なにイメージできないた
め他の応募者の面接を優先させがちです。
応募書類に関する一般論として「具体的」で「
オリジナル」で「意欲を感じる」ものがよいと
の基準があります。
上記の志望動機は、この基準を大幅に下回って
います。
例えば、「準備や計画をしっかり行いお客様に
対し充分な提案を行えるよう努力し貴社に貢献
できるように努力いたします。」は以下のよう
にすると改善されます。
「私は、営業活動にあたり提案することを重視
し、相手企業のニーズを調査、分析し明確な提
案事項を3つ以上用意し商談に臨みます。そし
て、このような提案を毎月3社以上に行うこと
で前年の5%以上の売り上げ増を図ります。増
販による利益増で貴社に貢献できるよう努力し
ます。」
このような具体化により言葉にインパクトを与
えることが可能になります。
皆さんも、この辺のところを見直してみては如
何でしょうか。