過去のブログより。
現代の働く若者は「モーレツ社員」「企業戦士」
という言葉を知らない――電通総研は8月13
日、働く若者の就労への意識を調べた「若者×
働く」調査の結果を発表した。「企業戦士」や
「モーレツ社員」という言葉はを知っていた若
者は2~3割にとどまっていたほか、「できれ
ば働きたくない」と思っている若者は3割に上
った。
なぜか「今どきの若者は・・・」「自分が若いこ
ろは・・・だったものだ」といった言葉が頭を
かすめる年齢になってきました。
働きによる自己実現は社会を成り立たせる必要
充分条件だと考えます。
働かないで生きていける人とは、親の扶養をいつ
までも受け続けられるか遊んで暮らせるほどの充
分な資産や貯金を持つ人だけでしょう。
こんな境遇の若者は100人に一人もいないとす
れば働きたくない3割は残りの7割が支えなけれ
ばなくなるのです。
それでなくとも高齢者を若者が支える構造が下敷
きになっている訳ですから、この二重構造は大変
な重さになるに違いありません。
それよりは皆が共通の意志を持って「楽しく働く
」ことで支え合う社会を目指したほうが良いとは
思いませんか?
厳しい仕事の後のビールの美味しさは格別だと思
うのは僕だけでしょうか。
自分の生活の中で何かをしたとか、充実した時間
を持ったとかの経験に乏しく、何が好きなの、何
をしている時間が楽しいの?などと尋ねると、ゲ
ームをしている時などのステレオタイプの答えし
かないような若者は多いのです。
自己効力感が乏しい若者も多く、社会に浮遊して
いる感じを受けます。
そういう人達には、是非何か魅かれるものをゲー
ム以外に見つけてもらいたいものです。
魅かれるものに打ち込んでみることは、その後の
人生の宝です。
たとえ、それが、その後の人生を保証しないとし
ても、この宝は失われることは無いでしょう。
そのことを考える時に胸に湧き上がる熱い思いは
日常の凍りついたような無味乾燥を溶かしてくれ
るはずです。