自分のキャリアを創ることは極めて困難な作業。
どうしてかというと、就職している人は現在の仕事に追
われ日々を何とかこなしていることが多く将来の展望を
考えたりするのは何かきっかけ(左遷、仕事の失敗、業務
への不満、退職勧告等々)がないとしないのがその理由。
就業前の学生などは自分の将来像がなかなか描けないこと
や自己分析や希望の確定が不足しているため全体的なキャ
リアに考えが至っていないことも多い。
ではキャリア開発はどうするのか。
方法的には自己分析、自己理解⇒状況理解(職業理解、業
界理解、企業理解)⇒必要な資格取得(必要ない場合もあ
る)⇒職業経験(含むインターンシップ、実習付きの職業
訓練、体験的なアルバイト)⇒就職活動⇒就職(or起業)⇒
(部署移動)⇒転職(or起業)・・・となる。
この順序が時々入れ替わったりしながら行われていくので
はなかろうか。
キャリア開発は仕事を通じた自己実現が大きな目的で行わ
れているとすれば内的キャリアの満足と外的キャリアの満
足の問題も重要な要素になるという側面も無視できない。
従ってキャリア開発はかなり難しいものでなかなか成功で
きないもの(上記のように関る要素が多い)ともいえる。
そこで自分一人で悩まずに相談してみるのも一つの方法だ
と提言したい。
特にベテランのキャリアカウンセラーには長年の経験での
高い相談技術と職業を取り巻く状況の豊富な知識が具備さ
れているために多様なケースに対応できる可能性が高い。
従ってキャリアカウンセラーに相談することはキャリア開
発の成功の大きな鍵となりうることを知ってほしいと考え
る。
また、自分自身でことを進める場合でも上記の各ステップ
を自分で点検しながら進めると良い。
キャリア開発の効率的な進め方には基本の踏襲が必要だ。