10年から20年後の仕事の消滅とは 5 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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あるブログより。

 

 

オックスフォード大学オズボーン准教授の論文では

社会の進歩により、仕事が自動化され今ある人の仕

事が10年から20年後に、約47%なくなる。

例えば、簿記・会計の事務員、ホテルの受付、不動

産ブローカー、電話オペレーター、レジ係などが代

表的なものといえよう。

政府の統計データなども調べてみると、人から仕事

を奪っていくものには、3つの大きな原因があるこ

とがわかった。

以下に列挙してみる。

・供給過剰

技術革新

・消費者の行動の変化

 

 

このブログの作者によれば「技術革新」「供給過剰」

「消費者の行動変化」が現在の仕事が消滅する三大

原因となる訳だ。

確かにサービス業や小売業での「供給過剰」は今で

も現象化しているし、ITや機械の発達の源の「技術

革新」は大きく時代を変化させ続けている。

その結果として「消費者の行動変化」が起こり紙か

らデータへ、小売業の継続的な変化・革新、エコや

省エネ、コンビニエンスの追及などが、今後も社会

を動かし続けることは間違いのないところであろう。

そこで、我々キャリア・カウンセラーが準備するこ

とは何かを考えてみると・・・。

供給過剰への準備は、スキルアップと専門化、自分

の得意分野を確立するなどであろうか。

技術革新への準備は、カウンセリングのシステムの

変化(非対面化やグループカウンセリングなど)へ

の対応や技術革新による雇用状況(求職者の就職先

や職業、雇用形態の変化など)への対応を常に行っ

ていなければならないと思われる。

最後の消費者の行動変化では、相談者のニーズの把

握や相談内容の変化の把握を意識し柔軟に対応する

必要があろう。

いずれにしても、この5回のブログで書いた「現在

の既存の仕事の消滅」は今後避けられないことであ

るならば、この変化に対応し順応しつつ「キャリア

・カウンセリング」もより高度なものに変化し続け

なければならないであろう。

今のかなり存在する低レベルな「世間話の相手」や

「愚痴の聞き役」、「お手軽マッチンガー」、「上

から目線の指示者」に留まることなく常にスキルア

ップし学習し続ける意欲的で行動的なキャリア・カ

ウンセラーである必要があると考える。