我々の法人も活動開始から6年が経過した。この6
年間、様々なことが起こり、そのことに必死で対処
しているうちに時間が過ぎていったように感ずる。
何度考えても、繰り返し想起されるのは結成の話し
合いが済んで、会議室のあるビルの入り口を一歩出
た時の希望に満ちた幸福感だ。
これから誕生する組織への期待感や法人活動に参画
出来る幸福感等々が入り混じってのものだったのだ
ろう。
そして、この幸福感に満ちた準備や出発を経て、ダ
ブルワークの大変さはいつもあったものの(また、
寄付負担の大変さもあった)2012年の法人設立
からの3年間は順調に会員数も増えて資金も充実し
内容の質の向上に努めた結果、活動内容も充実し協
力いただく外部のブレーンの方々も増え、今考えれ
ば理想的な発展を遂げたと思われる。
この頃、こうした法人の発展を後押しにして、当法
人のホームページは「キャリアカウンセラー」のジ
ャンルの上位(1-3ページ目の登場)に位置する
ようになった。このことは法人の隆盛を客観的に見
て判断できる好材料だったと今も思う。
その後の1、2年は半年以上の活動休止を含む、停
滞と暗黒の時代だったのではなかろうか。
この間に、方向性の違いや意欲の低下やボランティ
ア意識の消滅などの理由で多くの会員が入っては短
期間で抜け、主要メンバーも残念ではあるが、かな
り去っていった。
しかし烏合の衆よりは質の高い意欲的な少数精鋭の
ほうが戦力で勝ることは歴史が証明している。
我々は今後とも、この少数精鋭でやっていけると信
じている。
そして、昨年度は長い休止から抜け出し、以前より
もはるかに高いレベルでの活発な活動が再開できた
ように感じている。
この原因をいま確定するのは難しいが、主要メンバ
ーの活躍と長年陰で支え続けてくれた会員の協力な
しに上記のことは成しえなかったとつくづく思う。
それと陰のサポートメンバーの協力も重要だったし
、今後もこうした方々が増え続けて欲しいものだ。
今月始まったばかりの新年度は諸事業の計画の完遂
と新規事業の企画と実験的展開に向けての本格的な
再出発の2年目にすべく活動に邁進していくつもり
だ。
そして我々の活動がキャリアカウンセラーの普及、
啓蒙に役立てるように努力していきたい。