ある新聞記事からの抜粋です。
日本企業が手がける「日の丸航空機」の明暗が鮮明に
なっている。
ホンダは小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」
を2017年1~6月に24機を顧客に引き渡し、超
小型機の分野で米セスナなどを上回り最多だったと発
表した。
一方で三菱重工業子会社によるジェット旅客機「MR
J」は苦戦が続く。
上記の記事の延長で言えることは、ホンダは「ホンダ
ジェット」の広告宣伝を日本でも始めた。
勢いに乗って拡大する自信が見て取れる。
一方、三菱重工業子会社の「MRJ」は試験飛行が完
了せず納品時期の延期が続いている。結果、アメリカ
の航空企業からのキャンセルが決まったと先日、新聞
報道があった。
専門的なことは分からないので遠慮するが、想像でき
ることは過去に先進的な技術を開発することに長けた
ホンダがアメリカ市場で自動車に引き続き成功し、長
年、企業の中心事業が軍事用や産業用に偏っていたで
あろう(所謂、重厚長大型の産業である)三菱重工業
が民間需要に合わせた商品開発に手こずっている、と
いうことである。
これは企業体質が同一商品群での商品開発の成否に影
響している例と言えはしないだろうか。