高校生の進路相談を過去に1年間経験した。
その時に問題に感じたことを少し書いてみる。
まず、各省庁間の相互連携の無い施策が問題であろう。
各高校には文部科学省の進路相談員、経済産業省のカ
ウンセラー、厚生労働省のジョブサポーターがバラバ
ラに出向き食い違いの多い(もっといえば質も様々な
人材が混在し)キャリアカウンセリングらしきものを
行っているのが現状ではなかろうか。
また、教育と言う場に様々な思惑と統一性の無い「指
導」が持ち込まれ、その選択が学校の責任にゆだねら
れているのが現実。
本来必要な、全生徒への統一性のあるキャリア教育が
充分になされているとは考えずらい。
例えば過去に全学校に配布されたVRTが学校によっ
ては埃をかぶって死蔵されているという。(既に廃棄
されているのかもしれない)
私は自己理解がキャリア教育の基礎中の基礎と考える。
せっかくの武器が錆びついているのは、いかがなもの
か。