エントリーシートは面接よりも難しい、何故か。
面接は抽象的な学生の話を面接官がうまく質問する
ことで具体化することが可能。
しかし、エントリーシートは質問ができない。
その内容を見ただけで残すか落とすか決めなければ
ならない。
だから「抽象的な言葉の中に少しでも具体的な経験
のかけらがあって」、「アルバイトをかなり工夫して
やったんだな」、「この学生は、ボランティアに頑張
ったんだな」とイメージできた時に初めて会いたい
と思う。
また、ほとんどのエントリーシートは抽象的な言葉
で埋め尽くされているし、7-8割は抽象的か類型
的と言われている。
お決まりのフレーズでは選びようがない、というの
が人事担当者の本音と言われている。
例えば就活コーナーの就活本にある参考例の通りに
自分の経歴や固有名詞を置き換えて書いても、一応
の体裁のものは書きあがる。
しかし、これでは通過が極めて難しいのは自明の理。
何故かというと何千、何万という単位で書類を見て
きた人事担当者は類型的なものや、それに類するも
のは見分けたうえで排除しようという本能のような
ものがあるからだ。
「オリジナリティ」がないステレオタイプの人間は
相手にされない、ということ。