エントリーシート考 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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エントリーシートは面接よりも難しい、何故か。

面接は抽象的な学生の話を面接官がうまく質問する

ことで具体化することが可能。

 

しかし、エントリーシートは質問ができない。

その内容を見ただけで残すか落とすか決めなければ

ならない。

 

だから「抽象的な言葉の中に少しでも具体的な経験

のかけらがあって」、「アルバイトをかなり工夫して

やったんだな」、「この学生は、ボランティアに頑張

ったんだな」とイメージできた時に初めて会いたい

と思う。

 

また、ほとんどのエントリーシートは抽象的な言葉

で埋め尽くされているし、7-8割は抽象的か類型

的と言われている。

 

お決まりのフレーズでは選びようがない、というの

が人事担当者の本音と言われている。

 

例えば就活コーナーの就活本にある参考例の通りに

自分の経歴や固有名詞を置き換えて書いても、一応

の体裁のものは書きあがる。

 

しかし、これでは通過が極めて難しいのは自明の理。

何故かというと何千、何万という単位で書類を見て

きた人事担当者は類型的なものや、それに類するも

のは見分けたうえで排除しようという本能のような

ものがあるからだ。

 

「オリジナリティ」がないステレオタイプの人間は

相手にされない、ということ。