無駄の効用 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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社会に効率主義や成果主義が行き渡ると、同時に居心地

が悪くなるのが「無駄」。

効率的にしごとを終わらせることは非常に重要です。

そしてしごとの余暇時間で人生をエンジョイすることは、

誰しも望むところ。

効率主義は仕事人のバイブルであることは否定のしよう

がないと思われます。

しかし、社会に必要な無駄も沢山あるのです。

仕事の合間にボーっと考えたことから大発見が生まれる

ことやふっと湧いたアイデアで大きな仕事のきっかけを

得るなど効率的な時間の過ごし方だけでは得られないも

のがあることは良く知られていることです。

ただし私が考えるに、毎日がボーっと過ぎている人には

上記のような幸運は訪れないだろうということです。

問題意識のない毎日は安直な慰安には満ちてはいるが、

ただ平々凡々と時間が流れるだけで何も生まないし、発

展性もないとしか言いようがありません。

何かについて日常的に固執し考え続けているからこそ、

考えを中断しボーっとした時に、ある考えの層のような

ものを突き破ってアイデアが表層に生まれ出るのではな

いかと思います。

こういう意味で「無駄の効用」があると考えます。