わかものの就職相談を担当し始めたころの話です。
窓口にスーツケースを引いてきた、わかものが居ました。
相談の内容は自身の大学で得た発酵学の知識を活かした
仕事に応募したいというものでした。
彼の経歴を確認したところ大学卒業後に外国で酒を作っ
ているメーカでアルバイトを1年半してきたとの事でし
た。
持参した求人情報の企業にすぐに応募し、その企業があ
る本州の土地にこれからすぐに出向きたいとの希望だっ
たと記憶しています。
あまりにも唐突だったので、一端、その企業に打診して
からの出発を勧め、直ぐに企業に電話を入れました。
その企業の人事担当者の回答は意欲は買うが、とりあえ
ず書類選考したいとのものでした。
その旨を伝達し、出発を延期し書類送付、後日の面接と
なりました。
こういう積極的な相談者なので難なく書類は通過し現地
での面接となりました。
面接から1週間以内に人事担当者から連絡があり、内定
の連絡がありました。
学校の勉強内容、知識、並外れた意欲が成功の要因だっ
たと考えます。