大学を卒業後、就職したものの短期の契約社員やアルバイ
トを繰り返している若者は多い。
そういう若者の共通点は自身の方向性の不確かさであろう。
希望も不明確で何かにしっかり取り組んだ経験も希薄な場
合が多い。
そうした若者特有の不確かさにカウンセラーとしてはどう
対応すべきなのであろうか。
まず、ゆったりとした姿勢でカウンセリングに臨むこと。
回数や時間をなるべく制限せずに「じっくり聴く」こと。
次に、希望の不確かさを解消すること。
自己理解や職業理解や環境理解の不足事項をうめていくこ
と。
例えばアセスメントを試す、職業紹介本を見させる、サイ
トを見させるなど。
更には行動に導くことが重要。
考えてなかなか行動に移れない若者は多い。
色々な武器(自己理解、環境・職業情報等々)を持つこと
で自信が得られると若者は本来持っている行動力や活動力
や冒険心を発揮し始めるものだ。
そして、社会や職業に関わる様々な現場における体験的な
学習活動の機会を設け、それらの体験を通して、自己と社
会の双方についての多様な気づきや発見を得させることが
キャリア教育では重要。