・解答、先にありきで、話をよく聞かず先回りしてし
まう
・自分の経験から話し、自己中心的になる
・すぐに助言や指導に入る
・話はうわの空で「この人に何を言ってあげようか」
という姿勢が先行する
・助言や指導に夢中で、自分ばかり話し、話したこと
で自己満足、相手は不満感が残る。
・自分の価値観、偏見、体験をもって話を聞いてしま
う
・心配事があって注意がそれる
上記のことは我々カウンセラーにとって「なるほど良く
分かる」と思われることが多い。
特に1番目や3、4番目は話を聞くことに力を尽くすこ
とよりは自分からの提案や助言にすぐ入ろうとするとい
う「自分中心の楽なカウンセリング」を進めようとする
安直な姿勢に起因する。
カウンセリング本来の「気づきを促す」ためには本人か
らの発言で方向性を確認すべきであってカウンセラーが
方向を決めるというのは間違っている。
多くの相談を強いられる窓口などでは、時間短縮の必要
から、このような傾聴の短縮化で相談員が独善的に提案
しているような場面が散見される。
また、消費エネルギーを減らしたい(楽をしたい)相談
員がこれを行いがち。
猛省による日常からの傾聴の姿勢の取戻しが必要と考え
る。