カウンセラーの陥りがちな傾向とは 3  | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

・解答、先にありきで、話をよく聞かず先回りしてし

まう

・自分の経験から話し、自己中心的になる

・すぐに助言や指導に入る

・話はうわの空で「この人に何を言ってあげようか」

 という姿勢が先行する

・助言や指導に夢中で、自分ばかり話し、話したこと

で自己満足、相手は不満感が残る。

・自分の価値観、偏見、体験をもって話を聞いてしま

 う

・心配事があって注意がそれる

 

上記のことは我々カウンセラーにとって「なるほど良く

分かる」と思われることが多い。

特に1番目や3、4番目は話を聞くことに力を尽くすこ

とよりは自分からの提案や助言にすぐ入ろうとするとい

う「自分中心の楽なカウンセリング」を進めようとする

安直な姿勢に起因する。

カウンセリング本来の「気づきを促す」ためには本人か

らの発言で方向性を確認すべきであってカウンセラーが

方向を決めるというのは間違っている。

多くの相談を強いられる窓口などでは、時間短縮の必要

から、このような傾聴の短縮化で相談員が独善的に提案

しているような場面が散見される。

また、消費エネルギーを減らしたい(楽をしたい)相談

員がこれを行いがち。

猛省による日常からの傾聴の姿勢の取戻しが必要と考え

る。