中高年の応募書類にはある程度の密度が必要だと思います。
応募書類には最低3種類があるのですが、(履歴書、職務経
歴書、添え状)まず、それを具備することです。
添え状と履歴書はある程度、定型的なものなので間違わない
ことが大事です。
詳しくは世に良くある就活本から知識を得ると良いでしょう。
今回は3種の中でも特に重要な職務経歴書についてお話しし
ます。
職務経歴書の構成は大まかに言って、職務経歴、志望動機、
自己ピーアールの3つだといえます。
私はこの中で志望動機が1番重要だと思います。
ただ、中高年の場合、職業経験の乏しい若年者とは違い職務
経歴を詳しく書く必要があります。
そのためには、自分の経歴を詳しく書きだすキャリアの棚卸
を行う必要があります。
棚卸は職務内容、上げた実績、職務遂行上工夫したことなど
について出来ればマトリックス表(棚卸しシート)にまとめ
ていきます。(自己分析シートなどで代用も可)
これが職務経歴書の基礎となるので1、2日かけて取り組む
と良いでしょう。
こうして作り上げた棚卸シートから実施に応募する企業の募
集職務に応じて要素を拾い出していきます。
自分が工場で製造に主に従事した場合で、今回は事務職が募
集職種だとすると自分が過去に経験した事務的職務を拾い出
して肉付けします。
そして、上げた実績、職務遂行上工夫したことなども出来れ
ば書き加えましょう。
それと職務能力は該当職務の実務能力だけではないことも意
識してください。事務職に応募の場合でも簿記や決算等の事
務的能力以外に管理能力や事業管理能力などもアピールでき
ることもあります。
いずれにしても職務経歴は以上のようなことで作り上げます。
そして、重要な順にいうと次に作成するのは自己ピーアール
が良いでしょう。
自己ピーアールは最低3項目くらいは書きたいものです。
職務内容のアピール、自分の個性のアピール、自分の生活習
慣やボランティアや場合によっては趣味の3項目と考えれば
分かりやすいかもしれません。
最後に、最も重要なのは志望動機です。
これは極めて重要なので詳しくは別の機会に記しますが、以
下に効果的な書き方の概要を書いておきます。
それは次の4項目になります。
・自分のどんな性格・経験を活かしたいか
・会社を選択した理由
・どんな仕事に取り組んでいきたいか
・やる気・意欲を示す
1番目は職務経歴(一部自己ピーアールから)から、3番目
はやはり職務経歴や自己ピーアールから書くことが可能です。
繰り返しになりますが、志望動機ついては、今度じっくり書
きます。
こうして職務経歴、志望動機、自己ピーアールの3つを書いたところで完成です。
書きあげたら何度も推敲しましょう。レイアウトの点検や誤字、脱字の修正には時間をかけましょう。
枚数は諸説ありますが、私は2枚が良いと思います。
では、十分に準備に時間をかけて応募書類を作成してください。
面接のない就職活動はあり得ません。まず確実に面接をえることです。