長年、キャリア・カウンセラーをやっているといい
話にたまに出会うことがある。
例えば2、3年前に学生の就職支援をしたときに出
会った生徒のこと。
アパレル企業に就職希望で数社受けたが失敗続きで
、卒業寸前に事務職でようやく就職が決まった。
数年後にあるデパートでばったり出会った。
聞くと、あるメーカーの菓子売り場のアルバイトで
働いているという。
数分間の立ち話の間に、事務の仕事は数週間で辞め
たこと、事務職の適性に疑問を感じたこと、その後
販売職を探したこと、現在はアルバイトだが正社員
を目標に頑張っていることを話してくれた。
それから1年以上たつが、その売り場に彼女の姿が
あるのを見かけることがある。
心の中で「頑張れ」と声をかけ、その代わりに元気
を貰っている。