■ 10年後の世界における日本の立場について自らの考えを述
べて下さい
現在、日本は世界第3位のGDPを持つ経済大国であるが4、
5年前には世界第2位で世界のGDPの1割以上を占めていた。
これは、新興国の経済成長が先進国を大幅に上回った結果であ
り、10年後には日本の経済的地位は確実に今を下回る。
したがって今後は、規模での貢献ではなく質での貢献を果たす
べき。
経済規模のリーダーシップで貢献する立場から先進的な経済運
営の仕組みやさまざまな技術を新興国に提供し世界的規模での
技術力向上や社会生活向上に寄与する「質の経済の先駆者」と
しての立場を10年後には確立したいものだ。