クルンボルツとプランドハプンスタンスセオリー | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

クルンボルツは、我々のキャリアはそれぞれ予期せぬ

出来事によって決定される。

そして、我々が人生上遭遇するその予期せぬ偶発的な

出来事を上手に活用することによって、ただの偶発的

出来事も自分のキャリア形成の力に変えていくことが

出来る。

それは一人一人の主体性であり意識的努力によるものであ

る、と述べています。

このことを、ある講演会で自身の経験を例に説明しました。

クルンボルツが大学の最終学年の時に学校から手紙が来て、

数日のうちに専の決定がない場合には退学となると書か

れていたそうです。

困った彼は、当時熱中していたテニスの顧問の先生と相談

したところ、自分担当の心理学を専攻にすることを勧め

たそうです。

こうして自分のキャリアが始まった、とクルンボルツは語

っています。

偶発的なことを活かすも殺すも自分次第、科学の偉大な発見

・発明などもこうした偶然を見過ごさないことで起こってい

ることは周知のことですね。

これらのことを体系化したものがプランドハプンスタンス

セオリーといわれれています。