みなさん、こんにちは!
コンディショニングコーチの福田です。
いつもより長い記事になっておりますが、
どうぞ最後までお付き合いください。

この写真は、
先日行われた「関東社会人サッカー大会」での一コマ。
選手、スタッフが満面の笑みで写るこの写真。
この写真が撮れるまで数々の苦難を乗り越えて、様々な努力をしてきました。
この写真に写るのは
サポートさせていただいている社会人サッカーチームの
「 LB-BRB TOKYO」

この「LB-BRB TOKYO」は
現在、東京都リーグ1部に所属する社会人サッカーチーム。
みなさんご存知の「Jリーグ」から数えると
J1
J2
J3
JFL
関東サッカーリーグ1部
関東サッカーリーグ2部
東京都リーグ1部
つまりわかりやすく言えば、
現在の所属リーグは「J7」
このJリーグからはまだほど遠いリーグで
「Jリーグ参入」を目指しているチームです。
「Jリーグ参入」を目指すからには、
上のリーグへ昇格していくことがシーズンの目標になってきます。
チームに関わり始めて早3年近く
今シーズンから、
私はコンディショニングコーチとして
チームのトレーニング指導、
リハビリ、ケアなどのコンディショニング指導を行い、
試合や練習帯同も行ってきました。
もちろん今シーズンの目標は、
上のリーグへの昇格
つまり「関東リーグへの昇格」です。
リーグ戦14試合を9月に終え、
最終的なリーグ成績は
10勝2敗2分のリーグ2位
リーグ3位までが11月に行われる
関東リーグ昇格をかけた大会
「関東社会人サッカー大会」に出場することができます。

この関東社会人サッカー大会は、
関東の各都県代表の16チームがトーナメント方式で優勝を争います。
この大会で優勝、準優勝チームは
関東サッカーリーグ2部へと昇格することができます。
つまり、関東昇格を目指しているチームにとっては、
このトーナメントに出場し
決勝戦まで勝ち続けることが目標となってきます。
もちろんLB-BRB TOKYOも
この関東昇格を目指し、このシーズンを戦ってきました。
話はさかのぼること2年前、
まだチーム名が前身の「慶應BRB」だった2013シーズン
実はこのシーズンも関東昇格を目指しリーグを戦い抜いて
関東社会人サッカー大会へ出場を決めました。
しかし、
この時は準決勝にて敗退
あと一歩、あと一歩というところで関東昇格を逃しました。
「また来シーズン頑張ろう!」と
気持ちを切り替えるのはなかなか難しいものがあります。
なぜならこのチームの選手は、
銀行や証券会社、大手企業に努める選手が多く
平日は朝から夜まで仕事
場合によっては地方や海外への出張の日々
そんな忙しい平日を送りながらも、
土日は練習・試合
平日夜は週3~4回は練習&トレーニング
これを繰り返す日々。
もちろん、結婚をして子供もいれば家庭もある。
そういう意味でも社会人になってもサッカーを続けるということは
1日1日、オンザピッチでも、オフザピッチでも真剣勝負が求められるのです。
この生活をまた1年間行わなければならない、、、
と考えた時にはすぐ気持ちを切り替えることは難しい。
本当にサッカーが好きでなければ辞めていることでしょう。
この2年間で多くの選手がチームを去りました。
体力や実力に限界を感じ去っていった選手
転勤により泣く泣くチームを去っていった選手
他のチームへ移籍した選手
2年間という月日は長く、
チームには様々な変化が起きました。
LB-BRB TOKYO監督の福田雅監督は選手たちにこう呼びかけます。
「サッカーの借りは、サッカーでしか返せない」
もう一度この舞台に戻ってこれたということは
今一度借りを返す機会に恵まれたということ。
そんな我々は幸せ者である。
これまで様々な方からの支援、
またここまでの選手たちの努力は、
「昇格」以外で報われることはなく
「頑張ったからいいじゃないか」という
綺麗事で片付けられるレベルではない。
だから何としてでも関東へ昇格をしよう。
迎えた関東社会人サッカー大会
11月14日
1回戦目は、
2年前の1回戦目と同じ相手の
「千葉教員サッカークラブ」



試合結果は
2-2でPK戦へ

PK戦はゴールキーパーのスーパーセーブにより
4-3で1回戦を勝利。

11月15日
2回戦目は、
「サンバ南FC」
1回戦目の翌日に行われる2回戦目。
社会人にとって2日連続での試合は楽ではない。
そのため、前日の試合後にはホテルの一室を
コンディショニングルームとしてケアを中心に選手の疲労回復に徹した。

またこの大会を想定し、
土日の連戦を積み重ね
トレーニングで嫌という程走らされていた選手からすれば
何の問題もない。


試合結果は
4-1で2回戦突破。
準決勝への切符を手に入れた。
関東昇格まで残り1勝。
ここまで来て負けるわけにはいかない。
準決勝は1週空いての2週間後。
11月28日
いよいよ迎えた準決勝
対戦相手はJ2に所属するザスパクサツ群馬のサテライトチームである
「ザスパ草津チャレンジャーズ」






2年前はこの準決勝で敗退。
あと一歩のところで涙を飲んだ。
ようやく戻って来た準決勝の舞台。
運命の一戦。
前半は0-0
お互いに昇格がかかっているため一歩も引かない。
試合は後半に入り、流れが傾き始めた。
相手チームの出足が鈍くなっていくにつれて
LB-BRBのシュートが増えていく。
そして後半24分
歓喜の瞬間。
シュートが相手ディフェンダーに阻まれたが、
そのこぼれ球を拾い、繋ぎ、パスを出し、
チームで生み出したチャンスを
最後にシュート
ボールは鋭く鮮やかにゴール右すみに吸い込まれていった
「ゴール」
その瞬間、スローモーションに見えた
待ちに待った先制点
フィールドの選手
ベンチ
サポーター
全員が喜んだ。
しかし、まだ試合は終わっていない
残り20分、選手はこれまでにない集中力と精神力で身体を張り続けた。
この残り20分が長い
ベンチでは時計を何度も見返す
今までで一番長く感じた20分
早く時間が過ぎろと願い続けた20分
そして20分が経過、
待ちに待った試合終了のホイッスル。
その瞬間、関東社会人リーグへの昇格が決定。
この瞬間のために、
選手・スタッフ・サポーターがチーム一丸となって頑張ってきた。
喜びを爆発させ抱き合う選手たち
感極まって涙を流すLB-BRB。


私も喜びのあまり、涙を流し選手・スタッフと抱き合う。
2年越しの関東昇格
今までにない程の達成感。
その喜びを爆発させた瞬間がこの写真


11月29日
決勝
相手は前日に同じく関東昇格を決め、
来シーズン同じリーグで戦うことになるチームの
「エスペランサSC」



お互い関東昇格を決めたが決して手は抜かない。
このメンバーでサッカーができるのもこの日が最後。
試合結果は
5-1
2年ぶりの関東社会人サッカー大会は
「悲願の関東昇格」と「初優勝」を達成。




これにて2015年度シーズンは終了。
良い形でシーズンを終えることができました。
来シーズンは関東サッカーリーグ2部での戦いが始まります。
これで引退する選手
チームを離れていく選手
新しく加入する選手
様々な変化があると思います。
しかし、
「Jリーグ参入」を目指すチームとして
サッカーが大好きな社会人として
まだまだ伸びしろのあるチームです。
選手をひたすら走らせ、
ひたすら追い込み、
またひたすら走らせ、
時にはケアをして、
またひたすら走らせてきました。
そんな事にも耐えながら
シーズンを戦い抜いてきた選手たちを誇りに思います。
私もコンディショニングコーチとして
このチームに「何ができるのか」
「何が必要なのか」
それぞれを見極め、
来シーズンのサポートに励みたいと思います。
是非とも来シーズンも
「LB-BRB TOKYO」の
応援の程をよろしくお願い致します。
コンディショニングコーチ 福田