さてさて前回の続きです。


ある日、ふと思い出して急に欲しくなるモノ、

そんなことを書いた前回の記事ですが、

ワタクシの場合、カーオーディオがシングルCD非対応だったため、

聴けないばかりか詰まらせてしまった、という所で

シングルCD用アダプターを思いついた、というわけです。


まあ、この「シングルCD用アダプター」なるもの、

いまやどれくらいの人々の記憶に残っているのでしょうか?

そして実際に今でも持ってらっしゃる、使ってらっしゃるという方は、

一体どれほどいらっしゃるのでしょうか。


まあ、ここまで短冊形のケースに入った

シングルCDというものが絶滅の危機に瀕している状態で、

一体どれほど必要な状況に遭遇するのか、ということを考えれば、

もはや完全に忘却のかなた、といったところでしょうか。


しかしまあ、私のように中途半端に古いカーオーディオを使っている

セックス愛好中高年的 なトラブルに巻き込まれた方も中にはいらっしゃるかもしれません。


が、私の場合、そのことに、シングルCD非対応である、ということに

気づくのが少し遅すぎたのかもしれません。


とりあえずは週末から月曜日の連休の間に、

このシングルCD用アダプターを探しに出かける旅にでました。

まあ、出発の時点ではこれが「旅」になるとは、思いもしなかったのですが・・。


ひとまず、このシングルCD用アダプターさえあれば

万事解決、車でもちっちゃなシングルCDが聴ける、と踏んだわけですが、

この先ほどから連呼している「シングルCD用アダプター」を

ご存知ない方ももしかしたらいらっしゃるのかもしれません。


簡単に説明しますと、

その昔、CDなるものが世の中に登場し、

それからジワジワと普及するうちに、

色々な電機メーカーからCD再生のプレーヤーが発売されるわけです。


しかし、そういったプレーヤーも、

ちょっと前のDVD-RAM、DVD+、DVD-、DVD-RWといった

なんだかなぁ、な全く持ってちんぷんかんぷんな規格の乱立に似た状況が

CDの場合にも起こり、その影響か、それとも

とりあえずCD再生機能って付けてさえおけば売れるでしょ!?といった

テキトーな開発のせいなのか、パッと見は同じCDでも、

CD-video再生機能があったりなかったり、

CDからLDまで再生できるものであったり、

もうてんやわんやの状態だったわけです。


そうするとなかには結構、シングルCDは再生できません、

なんてなものもあり、しかし当時はシングルといえば

細長いぺらぺらの紙ジャケットとプラスチックの骨組みのみの

シングルCDが全盛で、CDを買ったはいいが、聴けない、なんてな

状況も生まれてしまうわけです。


そんな時にぴったり、というかそこにしか存在意義を見出せない代物こそ

シングルCD用のアダプターで、装着すると、

まるでシークレットブーツのようにシングルCDをアルバムサイズにしてくれる

便利グッズというか、今更ながらに考えてみると、

逆に貧乏臭さがにじみ出ている気がしてならない商品な訳です。


まあ、その存在は知りつつも

私自身、使ってみたことは一度もなかったわけですが・・・。

それはセックスをいまだ知らない少年時代から存在は知っていましたが。


ということで、続きはまたまた次回。

悲しい事があります。

夏が終わってしまう、ということです。


夏が終わってしまって悲しい。

なんだか青春真っ只中の感受性豊かな少年のようなセリフですが、

そんなことはありません。

書いているのはセックス大好きながら、実生活では

そこまで性生活が充実していないことを痛感している、

悲哀にまみれた中高年です。


そんな中高年が、

一体夏が過ぎてしまうことで何がそんなに悲しくなるのか。


なにも、海水浴や花火、夏休み、キャンプ、浴衣、水着、ビキニ、

クーラーと自堕落な性生活、怠惰な同棲日焼け痕、野外セックス、

蚊取り線香、スイカ、冷やし中華、セミ、汗のにおい、動物のニオイ、

そういったキーワードで充満していた夏というビッグシーズンが

過ぎていくことを悲しんでいるのではありません。


悲しいのは、ここ数年、夏になると登場する、

いわゆるブラック加糖といわれるタイプの缶コーヒーが

そろそろベンダー各社の自動販売機から姿を消しつつある、

という事実が、ワタクシを非常に悲しくさせているのです。


ブラックで加糖、というと

なんだかアンビバレンス、矛と楯、パパイヤパラノイヤ、

といった気もしないでもないですが、

いわゆる中身はミルクの入っていない、

コーヒーと砂糖なんかの甘味料だけ、というタイプです。


まあ、ミルクやらカゼインやら増粘ナンチャラ剤やら

その他諸々入っているタイプの、スタンダードな缶コーヒーも

嫌いなわけではありません。


しかし、そういう混ぜモノが多すぎる缶コーヒーというものは、

飲んだ後のアトクチが、かなり嫌~なものになってしまうものが多く、

まあ、できうることならそういった混ぜモノが入っていないタイプのものの方が、

やっぱりアトクチもさっぱりしているものです。


そりゃあ、自分でキチンと炒れるなり、

喫茶店に行くなりすれば、そういったコーヒーもいくらでも飲めるのですが、

人間というものは欲の深いもの、便利な自動販売機で、

そういったちゃんとした味を経験してしまうと、

そういう経験を特別なものではなく、日常で繰り返したくなってしまうのです。


しかもアイスコーヒー!


ワタクシ、1年間で摂取するコーヒーのほとんどはアイスコーヒーという、

日本に生まれてよかった!そしてコーヒー通の方からは鼻で笑われかねない

嗜好の持ち主なのです。


ゆえに春から夏へ向かう時期、

梅雨も明けようかというある日、いつもの場所にいつもある、

見慣れた自動販売機を見るともなしに見上げた瞬間、

目に飛び込んでくるブラック加糖タイプの感コーヒーのディスプレイ。


だいたいパッケージのデザインは青っぽい色合いのものが多く、

量も一般の缶コーヒーのスリム・ショートタイプではなく、内容量多め、

たっぷり太めサイズのものといった傾向でしょうか。


それを見つけた瞬間、

フライング気味ながらワタクシの夏は始まりを告げるわけです。


が、悲しいかなブラック加糖タイプはすべからく「夏季限定」。


毎日毎日愛飲するうち、

長年連れ添った妻との中高年らしいセックス のような

安定と倦怠の入り混じった状態が続いているのですが、

ある日突然、その関係にも終わりがやってくるのです。


「売り切れ」そして新商品ラインナップ。


なにせ夏季限定。

売り切れはその年の終わりを意味しますし、

新商品ラインナップもそう。


入れ替わりにどんな新商品が並べられようとも、

ワタシのココロの隙間は埋めてくれません。


そう。

倦怠も含めて、別れて始めて

愛していた事を悲しく再確認してしまうわけです。


まあ、妻なんていた経験ありませんが。