和合亮一さんと、一度だけお会いしたことがある
小生意気に、名刺をお渡しした
握手して下さった掌は大きく、
温かった
彼の詩は、波動だと思う
少なくとも
私に伝わるのは、連なる言葉の意味よりも
それが描き出す、オーラというか、イメージが圧倒的で
頭で理解しようとすると、逆に迷う
抽象画を観ているような。
彼は福島県に住む
震災があった
わたしは、twitterで彼を見つけたが
そのとき書かれていたものが凄まじく痛々しく
冷えた血のように殺伐としていたので
フォローすることができなかった
今日
人づてに彼の言葉が流れてきた
一年振りにみる、彼の言葉は
やはり、殺伐としていた
色彩を失った世界で
鮮血を流し続けていた
あの、太陽のような
豪快に優しいひとと
この言葉を綴るひとが
どうしても重ならない
それだけで
わたしは
ことの重大さに地団駄を踏む
この先、彼が太陽を取り戻すことがなかったら
と
思うのが恐ろしい
きれいな奥さまと
元気な男の子がいらっしゃる
わたしの記憶のなかに
それは幸せな家族像として。
いくつの笑顔が崩れるのだろう
いくつの希望が壊されるのだろう
それは今も続いているのだ
私たちは何をしているのだろう
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