先日、つり千里の三好さんから、「極軟使いに行きませんか」とお誘いを受けて、甲南池に。

今の時期に楽しめる ’極軟’ 、両ウドンで。

 

何を使うかと思案も楽しい時間です。

自作と東峰親方・二代東峰・鉄心斎・恵舟の楽調等の軟調を、丈二から丈五迄を高野で選んで・・・。

 

 

使ったのは下から、東峰・高野・抜粋・15尺1寸・五継、二代東峰・高野・15尺1寸・四継、無作・脇銘なし・12尺4寸・三継を使用。

二代東峰の握りは、「何が良い」と言われたので、「材を渡した物でも使って貰えますか」と、OKと言われたので、ヒバ材の株部分の木目の変わった材を使って貰いました、有難い想い出の握りです。

 

 

今使ってる竿受けと玉柄、短竿用から長尺用までまとめてますので忘れる事が有りません。

ぼけ老人用です・・・。

 

釣り始めは、竿を変える事が出来る程釣れるか心配でしたが、ポツポツと釣れて交換出来ました。

天気は曇り空から小雨、途中パラソルが要る程の雨脚も有って釣りの写真は無し。

久しぶりに東峰親子の竿を使い、昔を思い出しながら軟調を楽しみました・・・。

自作の丈二は硬かったです・・・。

 

三好さんも、先代弧舟の純正鶺鴒・丈五、芳舟・丈三、最後に無作・泊如の丈二・三継を。

三好さんは、「先代弧舟は使う毎に良さが分かる、数十年前に設計された竿なのに」と。

三好さんの竿の扱いは、’当代一’ と思ってますので確かです。

東峰親方が「今のへら竿は、弧舟さんが創った」と言われてたことを想い出します。

親方にも弧舟道場へのお誘いがあったようですが、「お誘いは有難いが自分の想いで竿創りをしたいので」と、お断りしたと言われてました。

 

最後に無作を使って貰いました、極軟なので三好さんならと持ってもらった竿です。

魚が掛かれば満月に、少し竿を立てて暫く引きをいなしていたら魚が顔を出し、その後は何ら暴れることなく玉網に。

三好さんから、魚が顔を出した後の取り込みは、魚が何の抵抗もせずに玉網の中に入って来る、他の竿だと寄せて来た時に暴れる事も有るが、最後の取り込みはこの竿の方が早いと思う、と。

此れなら40cmでも使える、と。

使用後の曲がりはありますが、戻って呉れれればOKです。

 

その様な感想を頂いたので、今までの軟調でない新しい生地組の構想が湧いてきてます。

ぼけ老人のオツムが、只今回りだしてます・・・。