昨日、バス電車を乗り継いで、日展を観に何か月ぶりかの美術館にと・・・。

久しぶりの電車での外出は、何を着たら良いか分からない、釣以外の取り敢えずの防寒対策で・・・。

 

近隣の近鉄電車の駅に着くと様子がおかしい?・・・。

人身事故があり電車が来ないとか、何時動くかわからない状況なので美術館行は断念・・・。

美術館帰りに寄ろうとしていた、術後の定期検査の眼科とソフトバンク・ショップ、スーパーで雑誌と食料を・・・。

新聞の近鉄・人身事故の記事では、乗ろうとしていた電車の様だった・・・。

 

竿の方は握りの工程。

 

 

南天の木を、木工旋盤で。

 

 

先ず丸棒に加工。

加工後に一度電子レンジで乾燥しますと、材は結構湿った感じです。

 

 

削り太さを確認して、元との嵌合穴をドリルで。

回転する材に木工ドリル刃を押し込む形で穴を空けます。

穴を空けた後、電子レンジで再乾燥、まだ水分が出ますね。

 

木材は、生木の含水率を200%と換算して、完全乾燥で水分が無い状態が100%と。

(ある状態に置かれてる時の重量をW、それを完全に乾燥した時の重量をW0、含まれていた水分量はWマイナスW0ですから、これをW0割った数値を百分率で表したのが含水率)

木材を一定の温度と湿度の元に放置しておくと含水率はある所で平衡状態に、水分が出入りしなくなる状態です。

温度20℃、湿度65%の時に木材の含水率は12%で安定するとの事。

( ’木の家に住むことを勉強する本’ からの受け売りです・・・。)

 

使用材の含水率など測ったことなどありません、普通に保管している材ですから12%かな・・・。

 

 

南天の握りで三組と竹の握りで三組、南天握りは拭き漆で少し化粧を、竹握りは研ぎ出しでと想ってます。

竹の握りは短竿の極軟調ですので、小・中型魚の釣り場で使いたいです。

 

握りを太くすると竿を持った時軽く感じます、重い竿や長い竿には何時もより太目にする場合があります。

短竿で軟調の竿に何時もの太さにすると、握り具合の手の力が軟調の柔らかい振動を感じなくなるのではと想い、細身に上げたいと竹握りにしました。

細い元に合う竹ですが、想う握りには少し細すぎるかなと感じ新聞紙の巻き方を変えて少し凹凸形状に成る様にしました。

初めての試みですのでどうなるか?・・・。

 

竿創りではお遊びを大事にしてます、自身の感覚と想いでです。

 

魚を釣り上げるだけなら、カツオの一本釣の様な竿が良いでしょうし、竹で作る必要は無いです・・・。

竿創りで、何故竹を使うのかの想いですが。

有難く食ってくれた魚とは、おそらく二度と会わない魚でしょう、魚には「ありがとうさん」の想いで対峙したいです、そんな魚に対しては当たりの軟らかい竹竿が合うとの想いです・・・。

軟らかいとは良く曲がると違います・・・。