穂先削り、形を決めるのには視力が大事な事だと実感してます・・・。

以前よりは大分凹凸無しで丸く削れるように成った・・・かな・・・。

見直してる竿も入れ替えが必要な竿が・・・。

 

穂先は、蛇口を付け節の糸巻を終え漆塗りの工程に。

 

 

蛇口の先の段差を少なく付けるのは難しい。

穂先の先端をクサビに削りナイロン糸をクサビに削り糸巻をすれば良いのだが・・・。

穂先の先端はなるべく細くしたくないです・・・。

ナイロン糸を短くすれば綺麗に付けられるが抜けやすくなる、無作は3センチ長さの糸を二つ折りにしている。

以前2・5センチの糸で抜けた事が有った、抜けたのは長さだけの原因で無かったと思うが・・・。

ナイロン糸と穂先先端をペーパーで荒らし100番糸で巻き留めて、接着はエポキシを使ってドライヤーで浸透させて固着します。

ナイロン糸はフロロカーボン入りの3号~5号を穂先の太さに合わせて使ってます。

プロは使用者によって、使用道糸号数が分からないのでもう少し太めの糸を使われてるかも・・・。

蛇口固着後は節巻きの糸止めを兼ねて全体に生漆を塗ります。

 

合間に漆刷毛の手入れ、長い間後回しにしていた二分と三分の刷毛を。

 

 

使用していた刷毛の先端を鋸で切ってから斜めにカットします。

糊漆で固まった髪の毛は硬いです、石堂さんの小鉋でカットしました。

毛の長さは少し長めに、三分の刷毛で短い毛の長さの物がもう一枚あります、強く押さえながら塗る場合にその刷毛を使ってます、その刷毛は今回の穂先の生漆塗りに使いました。

 

 

刷毛の髪の毛を固めてある糊漆を玄翁の角で叩きほぐします。

針葉樹の木口にRを付け、玄翁の釘の頭を叩く側の角をペーパーで少しRにしてます。

木口に刷毛をあてがい、玄翁の重さだけで1センチ程の距離を軽く何度も叩き糊漆をほぐします。

軽く軽く何度も何度もです。

少しでも力が入ると糊漆で固まった髪の毛は折れてしまいますから。

 

 

叩きほぐした後は砥石で、砥石面の一方向手前に引く様に何度も擦った後、石鹸で洗います。

 

道具は大事ですから、道具は生かせる様に手入れが大事です。