又地震、10kmの深さで・・・。

昼間、真夏日近い気温に・・・。

ゴールデンウイークは例年動かない様にしています。

休日は休日しか動けない人に、サンデー毎日の者が動くと渋滞が大きく成るだけだから。

 

花は例年通りに咲いて。

 

エニシダが満開、花に来る虫たちの数が年々少なく成ってますね・・・。

 

去年散髪したツツジ、花数が例年より少ない・・・。

ツツジとサツキの違いは雄しべの数との事、ツツジは主に10本サツキは5本程と本では・・・。

 

竿材の採取には、延べにしたら十数年以上の日時を・・・。

良材の確保は行動のみかと想ってます。

 

真竹 (滋賀県・京都府で)

最初は京都市内の竹材店回りでの入手したが、元々竿材用で無いし駄目、白竹に仕上げてあり単価も高いです。

先のブログで書いた滋賀の竹屋さんで、竹の事を随分教えて頂きました。

暫くは滋賀の竹屋さんの材で作ったが、削り穂には柔らかかった・・・、合わせ穂には使えたが・・・。

今は京都で、削り穂に使える材に出会えました。

絵を描きに行く時や釣りに行く時には、なるべく山道を通り竹(矢竹が主だが)を確認していた。

真竹は近くで仕事をされてる人に聞いたりして・・・。

 

高野竹 (奈良県で)

高野竹と言えば和歌山県高野地域。

和歌山と和歌山県に近い奈良県の地域も紀州竿師の方達が採取(国立・国定公園は旧営林省の許可を受けられてます)される地域なので入らない。

無工房の採取地は何か所もあり広い範囲ですが奈良県です。

以前鉄心斉さんを採取地に案内した時、「この辺は竿師は入ってないな」と言われてました、国立・国定公園では無い地域です。

その時は採取の途中で雨が降ってきて、鉄心斉さんは30本程の採取、乾燥を終えて取り込む時の選別で「はねる材は無かったよ」と言われて、案内の甲斐が会ったと嬉しかったです。

 

採取場所を選ぶ最初は、家で地図を広げ狙う場所の等高線を確認して、現地では尾根を目指して登ります、尾根付近は比較的に平坦で材が真っ直ぐに生えやすいと思うからです。

尾根までは急登もあります、息を切らしながら良材を想像して先ずは尾根に上ります、二~三時間程歩く事は当たり前、途中に生えてる場所は下山の時に。

朝早くに登り始め昼食後は山を降りる様にします、山は陰るのが早いですから。

材が生えてるとは限りませんし、生えていても使えない材が多く、坊主で帰るのも当たり前・・・。

希に、車で登ってる途中で良材に出会える事も、楽で何よりうれしいですが何か所もありません・・・。

今までの経験で、良材を採取した場所は、山の南東向き側が多いですね、おそらく日当たり時間等の条件もあるのかなと思います。

それと、杉林は地形的に谷筋で湿気が多いので?、桧林は杉林より高い場所で乾燥している場所が多く、桧林と雑木が生えてる所が良いようです。

 

東峰親方も桧林が良いと言われてました。(高野山近辺だと思うが)

竿師さんが採取する場所は、極秘の極で、一門や親しい方達の採取地でしょうから場所を聞く事はありません。

 

使える材は探せばあると想う場所が何か所か有るのですが、もう十歳程の若さが必要です・・・。

ず~ッと心残りなんですが・・・。

山では鹿に出会ったり、少し離れた所の下の方でしたがウリ坊を連れた猪も見ました、檻に掛かってる猪も・・・。

もう無理ですね、危ない・・・。

 

矢竹 (京都府・滋賀県・石川県・新潟県で)

矢竹は里の竹です。

城跡周辺に生えてるのも見かけますが、採取は?ですね・・・。

矢竹は普段から車を走らせながら観てました、葉が大きく葉の裏が白っぽいので遠目でも分かります、昔はですが・・・。

真竹と孟宗竹も葉の大きさが違いますから遠目でも分かりました、昔は・・・。

運転しながら瞬時(一秒ぐらい)の横目での確認ですから今は駄目、今はえ~ッとと言う位の時間が要りますから・・・。

 

採取時は、先ず年数確認(枝と竹の皮の状態)して、落ちの具合を確認して、細い矢竹は竿の口に当たる節間を指三本で押さえるように摘まんで硬さの確認、その硬い材だけを曲げ確認してから切ります。(高野竹も同じです)

太さの有る材は直接背丈位の位置を握って曲げ確認です。

硬い材の近辺は硬いのでパッパと確認して切る、柔い材の所は長居はせず即移動です。

 

竿創りでは材の確保が一番大事、良材でなければ竿に成りません。

以前に良材と想った材が、次に見つけた材と比べて使えない材に成る事も・・・。

材探しに終わりは無いでしょうが、もう体力的に無理な年齢に成りました・・・。

在庫の材は竿師さんに、’うん’ と言われてますので自分の製作分は何とか有ります。

 

プロの作者の苦労が良く分かります。