このところすっかりインドア暮らしが身につき、ご近所から出ないまま。

すっかり重たくなった腰をようやく持ち上げ、たまにはお出かけでもしましょうか。

それは実体重増加ではとのご指摘は、謹んで受け流させていただきます m(_ _)m

 

いつもどこでも同じクオリティ、建物では見分けられない東横イン。

 

お部屋も、いつもどこでも同じクオリティ。

 

かつては通勤のため毎日乗っていた混雑する電車が億劫になり、必要も無いのに前泊。

目的地の(安価な)ホテルが取れず、少し離れた横浜市神奈川区の新子安駅前。

「東横イン 横浜新子安駅前」

 

部屋からは文字通り JR 新子安/京急新子安駅ビュー。

 

第一京浜( R15 )沿いのため近隣にお店が少なく、隣接するコンビニが頼みの綱。

そのためビジネス利用が殆どで、インバウンドを含む観光客が少ない印象。

何だか地方都市の郊外みたいで、妙に居心地が良かったりします。

 

他に記す事も無く、翌日の朝になりました。

朝食をいただいたら出かけましょう。

 

やってきたのは

羽田空港( HND/RJTT )

 

湿度が高く、霞んでいるのも昨年と同じ。

 

本日の搭乗機は

2004年に近/中距離国際線用として就航した

B767-300ER JA611J号機

 

就航時は [ A41 ] スカイラックスシート(肘掛モニタ)装備機でした。

 

さっそく搭乗

本日もよろしくお願いいたします。

 

現在は国内線用2クラス [ A28 ] に改修済。

前方のお席への期待は「ご予約をお持ちの… 」ひと言で終了。

 

行き先はこちら

2024年06月 JAL987便

羽田 11:20 ⇒ 14:00 沖縄(那覇)

B767-300ER JA611J

性懲りもなく那覇

 

[ REMOVE BEFORE FLIGHT ] タグが掲げられ、出発の最終準備が整いました。

 

お見送りを受け出発します。

それでは行ってまいります。

 

ところがこの日、各地の悪天候の影響から羽田空港が大混雑。

RWY16R にようやく進入したのが 11:50

 

ん? 離陸を待つ、妙に可愛い3発機がいます。

英国の海外領土、租税回避地として知られるケイマン諸島( Cayman Islands )の企業に所属する VP-CEX号機

 

仏のダッソー社が製造する

「ファルコン 7X 亅( Dassault Falcon 7X ) 

最大12名の乗客を乗せ、東京から欧州まで飛べる優れもの

 

こんなビジネスジェットを自在に乗り回すひとたちがいるのだなあ。

 

JAL987便 JA611J号機は

RWY16R を離陸。

 

神奈川県川崎市川崎区

(手前)浮島

(奥左)東扇島,扇島

(奥右)千鳥町,水江町

日本有数の重工業集積地、京浜工業地帯中心部を見ながら上昇します。

 

ひときわ広い水路が京浜運河

1923年に発生した関東大震災を機に東-川崎-横間の物流ルート確保のため、

1927年から開削と埋立が本格化。

JR 鶴見線に今もその名を残す実業家たち

 

「小野=鶴見小野」小野新田を開発 ⇒ 現;横浜市鶴見区 小野町,弁天町 周辺

 

「浅野」浅野セメント,秩父セメント ⇒ 現;太平洋セメントほか

 

「安田=安善」安田銀行 ⇒ 現;みずほ銀行ほか

 

「白石=武蔵白石」日本鋼管, 浅野造船所 ⇒ 現; JFE ,ジャパンマリンユナイテッドほか

 

「大川」富士製紙 ⇒ 現;王子製紙ほか

 

彼らの夢見た壮大な未来の足跡でしょうか。

 

更に上昇し東京湾を半周。

横浜市金沢区「八景島シーパラダイス」が見えてきました。

 

三浦半島基部を横断します。

(右)東京湾と横須賀市

(左)相模湾に面する逗子市と三浦郡葉山町

 

相模湾最強のランドマーク

古(いにしえ)からの景勝地、藤沢市の江の島。

 

少々距離がありますが神奈川県の西端

かつての東海道の難所、足柄下郡箱根町と芦ノ湖。

 

南に視線を下げると相模湾西端、伊豆半島の北東側基部

昔からの温泉保養地、静岡県の熱海

 

日本最強のランドマークにして最高標高地点

富士山( 3,776m )はかろうじて山頂だけ。

 

駿河湾北東部、狩野川河口に隣接する沼津市の沼津港。

 

駿河湾最奥(北端)に近い、静岡市清水区(左)と富士市(右)を分ける富士川河口。

 

榛原郡(はいばらぐん)川根本町を流れる大井川。

 

愛知県知多郡、知多半島の上空を通過します。

 

知多半島の西に中部国際空港 セントレア( NGO/RJGG )

島の名前が空港島、住所は常滑市セントレア1~5丁目。

 

通常はここから紀伊半島東岸に沿って南下を開始するのですが、この日は太平洋上に停滞する梅雨前線の影響を避け、紀伊半島内陸を更に西へと横断。

 

三重県多気郡多気町の大規模採石場。

道路舗装に絶対欠かせない、路盤材/骨材を採掘しています。

ループを描く伊勢自動車道、左端に紀勢自動車道とつながる勢和多気 JCT

 

大きく蛇行するのは奈良県吉野郡十津川村、新宮川水系十津川(熊野川)の風屋(かぜや)ダム貯水池。

1960年竣工の発電用重力式コンクリートダム。

 

左奥が和歌山県日高郡美浜町

和歌山県と紀伊半島の最西端、日ノ御埼(日の岬)

 

御坊市(ごぼうし)上空から紀伊水道に出ます。

 

那覇ではなく高知や宮崎、鹿児島に向かうルートみたい。

 

などと思いつつ、つづきます。