前回まで、
ソウルから勢い余って、何故か那覇に滞在中。
やって来たからには、やはり帰らなくてはなりません。
3月中旬の那覇空港は、チェックインカウンタが大混雑。
手荷物を預ける行列が、中央案内所付近で折り返し、更に続いています。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/a2/f1/j/o0560042014637578955.jpg?caw=800)
ANAサイドも同様の大混雑。
こうなるとチェックインに必要な時間が読めないので、早めの行動が必要です。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/55/d4/j/o0560042014637578964.jpg?caw=800)
制限区域に入ると搭乗機が既にスタンバイ。
B777-300(JA751J)です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/2c/df/j/o0560042014637578970.jpg?caw=800)
JA751J号機で向かうのは、
3月 JAL906便 那覇12:45⇒15:00羽田 B777-300 (JA751J)
羽田です。
貨物の積み込み作業を眺めていて、感心した事がひとつ。
切り花が入った段ボール箱をコンテナから出し、わざわざバラ積みにしています。
温度管理か重量の関係かと思いますが、細かな配慮です。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/96/02/j/o0560042014637578977.jpg?caw=800)
本日も宜しくお願いいたします。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/ab/f4/j/o0560042014637578987.jpg?caw=800)
お見送りを受けて出発します。
それでは行ってまいりまーす。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/c5/2c/j/o0560042014637578996.jpg?caw=800)
滑走路端までやって来ましたが、離着陸機で混雑しています。
ジェットスターA320の着陸を待つ、AKXのB737-500(JA304K)ごまちゃん。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/2e/6a/j/o0560042014637579005.jpg?caw=800)
ごまちゃん(スーパードルフィンくん)が離陸すると、
JTAのB737-400が着陸。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/fe/9c/j/o0560042014637579011.jpg?caw=800)
「ヤマト、発進っ!」
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/4a/15/j/o0560042014637579021.jpg?caw=800)
次は、スカイマークのB737-800(JA73NG)ヤマトジェットが離陸します。
ようやく順番が来て、RWY18に進入します。
ここ迄に20分かかりました。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/b9/5c/j/o0560042014637579026.jpg?caw=800)
那覇空港RWY18を離陸。
糸満市街を見つつ上昇します。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/c9/24/j/o0560042014637579034.jpg?caw=800)
沖縄本島最南部を見ながら旋回、針路を北に向けます。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/9a/65/j/o0560042014637579041.jpg?caw=800)
沖縄本島東海岸を北上してゆくと、宜野湾市の普天間飛行場。
ICAOコード「ROTM」 2,740mの滑走路を持つ米海兵隊が占用する飛行場。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/ba/19/j/o0560042014637579045.jpg?caw=800)
こうして見ると、その立地がよく分かります。
普天間の北約8kmに、嘉手納町・沖縄市・北谷町にまたがる嘉手納飛行場( DNA/RODN)
3,688×60m 3,688×90mの2本の滑走路を持ち、在日米空軍が「嘉手納基地」として占有しています。
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/b6/22/j/o0560042014637579050.jpg?caw=800)
嘉手納飛行場は羽田空港を上回る広さを持つ、在日米空軍最大、ひいては東アジア最大規模の米空軍基地です。
日本唯一の幅90m滑走路には、往年のスペースシャトルだって着陸可能。
(通常のジェット機用滑走路は、幅45から60mです。)
うるま市の勝連/与勝半島。
右下の平安座島に渡る海中道路が伸びています。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/46/da/j/o0560042014637579057.jpg?caw=800)
右奥が沖縄本島で最も幅の狭い場所。
うるま市から恩納村にかけて約4kmです。
沖縄本島の最北端、辺戸岬の上空を通過します。
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/13/99/j/o0560042014637579062.jpg?caw=800)
辺戸岬の北東約25kmにある鹿児島県の最南端、与論島が見えてきました。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/22/db/j/o0560042014637579069.jpg?caw=800)
ちょっと距離がありますが、沖永良部島の東側を通過します。
![イメージ 18](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/7f/0d/j/o0560042014637579073.jpg?caw=800)
引き続き、徳之島の沖合を通過します。
![イメージ 19](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/49/6c/j/o0560042014637579081.jpg?caw=800)
更に、喜界島の東側を通過します。
![イメージ 20](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/d2/07/j/o0560042014637579085.jpg?caw=800)
「ここからしばらく、海ばっかり。
高度25,000ft、対地速度497Knotで順調に飛行中です。」
![イメージ 21](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/3e/0b/j/o0560042014637579090.jpg?caw=800)
メートルに換算すると、高度7,620m、対地速度920km/hです。
上空の気流が悪く、高度が低いので速度が遅めになると、機長さんからアナウンスがありました。
「それでは、お茶の時間です。」
「温かいのと、冷たいの~」
「どっちにしようかなぁ。」
![イメージ 22](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/28/69/j/o0560042014637579093.jpg?caw=800)
お天気ばかりは如何ともし難いので、ゆっくりお茶しましょう。
那覇を出発して約2時間、伊豆大島上空を通過します。
![イメージ 23](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/b9/43/j/o0560042014637579100.jpg?caw=800)
「♪ぽーん、ベルトサインが点灯しましたっ。」
「当機はもうちょっとで、着陸です。」
「着陸に備え、シートやテーブルを元に戻しましたかっ!」
![イメージ 24](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/90/e8/j/o0560042014637579106.jpg?caw=800)
おっと、もうそんな時間ですか。
逆光と霞で見難いですが、千葉県、房総半島を北上します。
![イメージ 29](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/b6/6d/j/o0560042014637579112.jpg?caw=800)
千葉市中央区、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区(旧;川崎製鉄千葉製鉄所)付近から東京湾に出ます。
![イメージ 25](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/6f/58/j/o0560042014637579118.jpg?caw=800)
羽田空港C滑走路16Lエンドを左手に見つつ、RWY22に着陸します。
![イメージ 26](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/33/09/j/o0560042014637579127.jpg?caw=800)
JAL906便は、上空の気流の影響から10分遅れての到着でした。
JA751J号機くん、お疲れさまでした。
![イメージ 27](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/a6/95/j/o0560042014637579137.jpg?caw=800)
そういえば、この時期のジェット気流の不安定さが、3月末の強烈な寒波や、桜の開花を早めた気温上昇にも影響したのだとか。
気象が多方面に影響を及ぼす事を、こんなところでも実感したのでした。
「それでは、バスに乗っておうちに帰りましょう。」
![イメージ 28](https://stat.ameba.jp/user_images/20191111/21/ccobouex/a7/5e/j/o0560042014637579141.jpg?caw=800)
これにてようやく、本編のソウルを含む前後編が完了です。
(とはいえ、次のソウル行きにつながってしまうとの噂も。嗚呼無限ループ(^^ゞ