前回まで、
ソウルから勢い余って、何故か那覇に滞在中。
やって来たからには、やはり帰らなくてはなりません。
 
3月中旬の那覇空港は、チェックインカウンタが大混雑。
手荷物を預ける行列が、中央案内所付近で折り返し、更に続いています。
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ANAサイドも同様の大混雑。
こうなるとチェックインに必要な時間が読めないので、早めの行動が必要です。
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制限区域に入ると搭乗機が既にスタンバイ。
B777-300(JA751J)です。
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JA751J号機で向かうのは、
3月 JAL906便 那覇12:45⇒15:00羽田 B777-300 (JA751J)
羽田です。
 
貨物の積み込み作業を眺めていて、感心した事がひとつ。
 
切り花が入った段ボール箱をコンテナから出し、わざわざバラ積みにしています。
温度管理か重量の関係かと思いますが、細かな配慮です。
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本日も宜しくお願いいたします。
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お見送りを受けて出発します。
それでは行ってまいりまーす。
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滑走路端までやって来ましたが、離着陸機で混雑しています。
ジェットスターA320の着陸を待つ、AKXのB737-500(JA304K)ごまちゃん。
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ごまちゃん(スーパードルフィンくん)が離陸すると、
 
JTAのB737-400が着陸。
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「ヤマト、発進っ!」
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次は、スカイマークのB737-800(JA73NG)ヤマトジェットが離陸します。
 
ようやく順番が来て、RWY18に進入します。
ここ迄に20分かかりました。
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那覇空港RWY18を離陸。
糸満市街を見つつ上昇します。
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沖縄本島最南部を見ながら旋回、針路を北に向けます。
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沖縄本島東海岸を北上してゆくと、宜野湾市の普天間飛行場。
ICAOコード「ROTM」 2,740mの滑走路を持つ米海兵隊が占用する飛行場。
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こうして見ると、その立地がよく分かります。
 
普天間の北約8kmに、嘉手納町・沖縄市・北谷町にまたがる嘉手納飛行場( DNA/RODN)
3,688×60m 3,688×90mの2本の滑走路を持ち、在日米空軍が「嘉手納基地」として占有しています。
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嘉手納飛行場は羽田空港を上回る広さを持つ、在日米空軍最大、ひいては東アジア最大規模の米空軍基地です。
 
日本唯一の幅90m滑走路には、往年のスペースシャトルだって着陸可能。
(通常のジェット機用滑走路は、幅45から60mです。)
 
うるま市の勝連/与勝半島。
右下の平安座島に渡る海中道路が伸びています。
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右奥が沖縄本島で最も幅の狭い場所。
うるま市から恩納村にかけて約4kmです。
 
沖縄本島の最北端、辺戸岬の上空を通過します。
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辺戸岬の北東約25kmにある鹿児島県の最南端、与論島が見えてきました。
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ちょっと距離がありますが、沖永良部島の東側を通過します。
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引き続き、徳之島の沖合を通過します。
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更に、喜界島の東側を通過します。
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「ここからしばらく、海ばっかり。
高度25,000ft、対地速度497Knotで順調に飛行中です。」
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メートルに換算すると、高度7,620m、対地速度920km/hです。
上空の気流が悪く、高度が低いので速度が遅めになると、機長さんからアナウンスがありました。
 
「それでは、お茶の時間です。」
「温かいのと、冷たいの~」
「どっちにしようかなぁ。」
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お天気ばかりは如何ともし難いので、ゆっくりお茶しましょう。
 
那覇を出発して約2時間、伊豆大島上空を通過します。
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「♪ぽーん、ベルトサインが点灯しましたっ。」
「当機はもうちょっとで、着陸です。」
「着陸に備え、シートやテーブルを元に戻しましたかっ!」
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おっと、もうそんな時間ですか。
 
逆光と霞で見難いですが、千葉県、房総半島を北上します。
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千葉市中央区、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区(旧;川崎製鉄千葉製鉄所)付近から東京湾に出ます。
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羽田空港C滑走路16Lエンドを左手に見つつ、RWY22に着陸します。
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JAL906便は、上空の気流の影響から10分遅れての到着でした。
JA751J号機くん、お疲れさまでした。
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そういえば、この時期のジェット気流の不安定さが、3月末の強烈な寒波や、桜の開花を早めた気温上昇にも影響したのだとか。
気象が多方面に影響を及ぼす事を、こんなところでも実感したのでした。
 
「それでは、バスに乗っておうちに帰りましょう。」
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これにてようやく、本編のソウルを含む前後編が完了です。
(とはいえ、次のソウル行きにつながってしまうとの噂も。嗚呼無限ループ(^^ゞ