声楽部門は大学生、新進声楽家、グランプリ部門などがありました。
この日は、特に若い声楽家達にとても良い歌い手がいたのが印象的でした。
個人的に印象的だったのは、ルーナ伯爵を歌ったバリトン歌手でした。
トロヴァトーレに関しては自分自身も数多く歌ってきただけに、厳しく見てしまうのですが…
それでもこの日のルーナ伯爵は素晴らしかった。
なかなかルーナ伯爵で大絶賛出来ることは少ないだけに、かなりの驚きでした。
他にこのコンクールの特徴として、
ミュージカル部門もあることでしょうか… ^ ^
ミュージカルの方々は発声法がバラバラですが
アピールしようとする姿勢は純粋で良いものがありました。
懸命に語り、歌う人…
衣装から、完全に役として作り込んでいる人…
踊りながら登場しエンターテイメントをより深く強調する人…
などなど、
クラシックとはまた一味違ったコンクールの様子に
なかなか感銘を受ける人もいました。
オペラ歌手も
偉大な作曲家の偉大な作品に甘えすぎず、
もっと攻めて、
もっと歌を進化させねばならないな、と思いました。
代が変わるごとに劣化コピーのようにならないよう、
もっと進んでいく気風が欲しいと思わずにいられません。
私も型破りな方ではありますが、
さらなる発展の為、
技術の進化に取り組みだしているところです。
それを皆様にお伝えしていきたいな、と考えてます。