
劇団クリエのミュージカル「ごんぎつね幻想」を観てきました。
この物語はラストシーンを知っていても、やはり作り手の想いによって泣かされてしまいます。
年に数回、劇団に発声指導をしにいくだけではあるのですが、それでもクリエとの関わりは20年を超えました。
その中で小さかった子役の団員も今や大人の役者として頑張っていたり、
主役をはっていたり。
声が出づらくて悩んでいた役者さんも伸びやかに声が出るようになり、元気いっぱいに舞台を跳ね回り歌う姿には、もうそれだけで私には感涙だったりします。
年々レベルアップしてきている団体ですが、今年は個人でも大分レベルアップしていて、歌声はお客様の感情を揺さぶる歌の域に達している人ばかりでした。
長く大変な稽古もきっと楽しく皆で乗り越えたのだろうな…と思えるそんな晴れ晴れとした顔顔顔…
この劇団のすごいところは、幼さや経験の浅さに甘えず全力投球で、良いものを目指しているとこと言えそうです。
普通の団体なら小さな子は踊りや歌や演技が多少上手くいかなくても、可愛さで許される…ということもあるのでしょうが、
そんな妥協は一切感じさせませんでした。
役として必死に大人に食らいついていき、空気感を作り上げてることは驚嘆しますし、
ごんは、天真爛漫さが誤魔化しが全く無くて嘘偽りなくごんのように見えます。
兵十もまた最後の
ごんが持ってきてくれた栗を見た時の絶句は、物凄い間を使った息を呑むような演技でした。
そのあとの「おまえだったんか…」
の言葉には涙せずにはいられません。
村人達の歌や演技も一糸乱れず踊りまくりながらも歌がしっかり歌えるようになって、空気が乱れません。
ごんぎつねの世界がしっかりと作られてること日。
それと同時にピュアな皆の舞台には私も心を洗われました。
初心忘れるべからず。
そんな言葉が去来します。
子供の頃読んだこの作品を今更ながらに、また深く味わって色々考えさせられる一日でした。
また舞台に携わる、真摯な心の大切さを教えていただきました。
素晴らしい舞台をありがとうございます。
お疲れ様でした!