今回は共鳴…特に頭部の共鳴について解説してみたいと思います。
下の写真で指差している所は蝶形骨と言います。
前回、解説した通り道を声が通り抜け、蝶形骨に達するようにすると、まず第一次の共鳴が起こせます。
指先に示された辺りには「蝶形骨洞」という空洞があります。
ここに声が当たると、この空洞は鈴の様に共鳴音を発しながら、音を増幅します。
この空洞をスルーして鼻に入ってしまうと電車の車掌さんが喋る時に使う鼻声の様になってしまうので、要注意です。
この辺りは鼻腔の共鳴と混同されたりしますが技術としては全く異なります。

先程の技術が初級とするとこちらは中級技術になるでしょうか。
日本人は外国人に比べると蝶形骨の後ろの方が下がっていて道が狭くなっています。
ここを赤い矢印の様に、めくり上げるような感じで高く上げると、青い矢印で示した様に、頭部へ至る道に声が入るようになります。
そこから後頭部のカーブにそって回るように倍音が発生していきます。
こらが「ジラーレ」と呼ばれる声を回転させるように倍音を生む技術になります。
この蝶形骨を上げる技術についてはその具体的イメージ方がほとんど知られておらず
出来る人は、大まかなイメージと才能に寄って起こしている事が多いのですが…
この様な原理を知っていると楽に起こせたり、より大きな倍音を作る事が出来たりする様になりますので声を痛めやすかったり、倍音が少ないタイプの方はこの技術を具体的に習得しておくと、とても役に立ちます。
