わが家には、
親子で意見が真っ二つに
割れた進学選択
がありました。
親としては、
「この学校しかない」と
思う学校がありました。
全校生徒のほとんどが寮生の
古いボーディングスクール。
学業もスポーツも充実し、
生活面でも安心できる環境でした。
ところが本人は、
迷うことなく別の学校を選びました。
理由は、ただ一つ。
「スポーツのレベルが
一番高いから」
あまりにも迷いがなかったので、
「そうだよね。」
と答えながらも、
心の中では複雑でした。
イギリスの中高一貫校は
シニアスクールと言います。
シニアスクールには、
通い生だけが在籍する
デイスクールと、
伝統的な寮生活の文化が根付く
ボーディングスクール
があります。
その中にもいろんなタイプがあり、
数人の寮生しかいない学校もあれば、
全校生徒が寮生の学校もあります。
上の子が受験したのは3校。
①スポーツに特化したデイスクール
②IBで定評のあるボーディングスクール
③学業とスポーツのバランスが良い伝統的なボーディングスクール
それぞれまったく
タイプが違いました。
親としては、
迷う理由がないくらい、
③のボーディングスクールが
第一候補でした。
本人は、
え、①しかないでしょ。
と、これもまた
この子らしい選択
だな、
と思いました。
一方で、
本当にそれでよいのだろうか?
と、何度も何度も思いました。
でも、いろいろ考えた結果、
親に言われたからとか、
本当はやりたいこと
を我慢して選んだ選択肢で
後悔した場合、
取り返しがつかない気がしたのです。
逆に自分で選んだのなら
なにがあっても自己責任。
後悔したのなら
自ら考え、行動するだろうと
考えました。
そうして何の疑問も持たずに
ロンドンにある寮生の少ない
シニアスクールに進学したのです。
この選択はのちに、
思わぬ方向に向かうことに…
当時の私は、
この学校を卒業するものだと
信じていました。
そして、
この選択が数年後、
「転校」という、
もう一つの大きな選択につながるとは、
思ってもいませんでした。