クーラーの効いた駅の待合室に入りました。
子どもがいました。
その男の子は開いたままになった自動ドアを自分で閉めたくて閉めたくて堪らないようで、
何度も何度も『軽く触れてください』をタッチしますが、
(なるほど!)←僕
しかしその子が離れた後も自動ドアは開いたままです。
2人は自動ドアの上で光るセンサーを見上げながら、
口喧嘩を始めました。
「開いたままじゃん!」
「もっと離れるの!」
(開いたままじゃん!)
「開いたままじゃん!」
「もっと離れるの!」
(開いたままじゃん!)
「もっと離れるの!」
(開いたままじゃん!)
……。
大人な僕は察してあげます。
僕がこっそり一歩下がった直後に自動ドアはすっと閉まりました。