ポンッ♪
と、僕の右肩に手が置かれました。
独り新宿から乗った深夜の満員電車。
手の感触からすると、相手は男です。
(なにごとだ…)
周りは先ほどまで新宿を闊歩していた荒くれ者ばかり(たぶん)。
危険な予感がしました。
(これはアレじゃないのか…)
(振り向くと、)
(ほっぺに指がズブッといくヤツじゃないのか…)
右肩に手が置かれたまま、
僕は作戦を練り上げました。
そして、
右肩に手が置かれたまま、
『これしかない!』という対応を取りました。
左から後ろを振り返りました。
すると、手を乗せていたのは酔っぱらったサラリーマン。
(……)
連れのサラリーマンが僕に、
『すみません、こいつ三丁目で働いているんでw』
と、気のきいた冗談をかました表情で言ってましたが、
(それ言うなら、二丁目じゃないのか…)
と、
右肩に手が置かれたまま、思いました。