原料オタク -45ページ目

原料オタク

原料オタクの化粧品開発者が新しい原料や自分がはまっている原料について大きな声でいえないことをいちゃうけど、いいのかな・・・・・

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今日は試作の準備やら基礎テストやらで一日過ぎました。

そんな中、現状輸入されているクレイパックと同等の物を作ってほしいとのご依頼があり先週の金曜日から取り組んでいました。

お客様から教えていただいた全成分もかなり怪しいものでした。

ちなみに

ベントナイト、カオリン、BG、エキス類(7種)、防腐剤(2種)

これだけでした。

当然ながら水が入っているはずですから、まずは加熱減量を調べクレイの含有量を推測しベントナイトとカオリン量を等分からプレ試作を始めました。

しかし、ベントナイトの粘性が強くテクスチャーがまるで違い3回ほどのプレ試作でベントナイトとカオリン量をほぼ決めました。

この時点でベントナイトとカオリンの表示順位が逆なことが分かりました。もちろんその上には水が来ますが。

そんな試作品(エキス類も防腐剤も無配合)を捨てるのがもったいないと相方が手の甲をパックしていました。

その結果は塗布した部分に赤い発疹がでて悲惨な状況になってしまいました。もちろん私も手の甲で試していましたがヒリヒリ感はあるものの全く異常がありませんでした。

相方は私が違和感を感じるような化粧品でも全く問題なく使用できる肌の持ち主なのにことクレイパックに関しては全くダメなようです。

しかし、ターゲットサンプルと比較した場合、間違いなく刺激感は強くありました。さてどうするか。

ここまでが金曜日のお話。

これという解決策がないまま、ひょっとしたらエキス類を高濃度で配合したら・・・と考え10%配合でプレ試作。

先週痛い目に逢っている相方に頭を下げ使用テスト。(もちろん私も)

お~おっ全然刺激感が弱まった。相方の発疹もターゲットサンプルとほぼ同等までになりました。

実は使用しているエキス類は7種混合のプレミックス品で古くから使用されている価格もリーズナブルな原料です。

どちらかというと効能効果よりエキス類をたくさんの種類配合したいというお客様用だと私は思っていました。

ところが高濃度配合すればこんなにも違いがあるのを思い知った一日でした。

ちなみにお客様への提出サンプルは明日作る予定ですがエキス類は15%の配合予定です。




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製造については通常モードに戻ったものの、試作のご依頼はたまりにたまった状態。さらに新たなご依頼が・・・という状態が続いています。

そんな中はまっているのがマイクロカプセル化です。

実はこのテーマ1年半前から続いています。とある原料のサンプルを入手し資料を読んだりチョコチョコと触っているうちに「これは面白いぞ。」ということで使用予定もないのにこの原料を購入したのが1年前です。

その後忙しさにかまけそのままの状態だったのですが、あるサロンのオーナー様が以前このブログで紹介したビタミンC誘導体「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na 」(APPS)を配合した化粧品を作ってほしいとのご依頼がありました。

しかしこのAPPSは大きな欠点があるのです。水にはよく溶けるのですが加水分解を起こし時間とともに効果が低下してくるのです。

ですから配合するのは簡単ですがお客様の手元に届いたときには効果がないということも起こりえるわけです。(弊社で細々と販売しているこのAPPSを配合している「W5コンセントレートソリューション」はお客様からご注文をいただいてから製造しています。)

そんな商品をご提供するわけにもいかず「何とか安定化する方法を考えます。」と約束したのはいいのですが・・・。

「あっそうか水が存在しているから加水分解を起こすわけだから非水系の溶剤に溶かしあの原料でカプセル化してしまえばいいかも。」

しかしそれからが大変。APPSが非水系で何に溶けるのか、何に溶かしたらうまくマイクロカプセル化できるのかで試行錯誤。

結局マイクロカプセル化を思いついたのが2月で、出来たのが8月中旬でした。

そして長い間お待ちいただいたお客様のもとにマイクロカプセル化APPSを配合したクリームの初回サンプルをお届けできたのが8月20日過ぎでした。

そして10日ほどのち1週間ご使用になったお客様からのご評価のご連絡がありました。

「今までにこんな効果のあるクリームを使ったことがありません。シミが薄くなり、小じわは消えました。額のしわも目立たなくなりました。」

正直なところそこまでの効果が出るとは思ってもいませんでした。

確かにこのマイクロカプセル化APPSは粒子サイズが50~100nmと非常に微細なため肌への浸透性は相当に高いと思われます。また浸透できなかったものは肌上でAPPSをサンドイッチした形でラメラ層を形成するためAPPSを余すことなく肌に供給できるという特徴も持っています。

その後2~3回の香の微調整サンプルを経て、先週お客様のもとに製品を納品することができました。

「ふ~やれやれ。」


でもこの手法を使えば、安定性の高いと言われているのに処方を選ぶ「アスコルビルエチル」や、かなり面白いと思っている「ツボクサエキス」にも相当有効ではないかと夢が膨らんでいます。(もちろんすでにマイクロカプセル化テスト済み。)



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といっても製造についてだけですが。

このところ1ヶ月弱はご注文いただいた製品の製造に追われっぱなしで・・・。

気が付けばその間ほとんど試作をこなしていない状況でした。

それがやっと昨日、納期に追われているものの処理ができ試作に取り掛かることができるようになりました。

たまりにたまった試作をどうこなしていくか問題だ・・・。



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