まいにち、こころがとても落ち着く瞬間があって

それは、すこしくんからのメール着信音が鳴るときで

すこしくんが、わたしに“送信”してくれたことが うれしくて

ああ、きょうも繋がったな、って ホっとする


メールの本文は

いつもどこか うすい幕が下りてるような

きちんと わたしが堕ちないように整備されてるけど。


まいにちつながってることが とても素敵だと思える半面

ここから先はもうないんだな、と、飲み込む


すこしずつすこしずつ、

どうやって話しかけたらいいかがわからなくなってくる

勉強のこと、会社のこと、はやおきのこと、、

がんばってね、ダイジョウブだよ、 ってしか いえない

もっとききたい、いろいろききたい、

でもきいちゃうと、彼はきっと、律儀に返してくれる

忙しいなか、律儀なことばで。


ただわたしは

メールの着信音が流れる あの ホっとする瞬間がほしいだけだけど

すこしくんには何のメリットもない

返したくて話したくてきいてほしくて送ってくれるメールじゃないから

忙しいなか、返させるのが申し訳ない

だから わたしからはメールしない

すこしくんの着信音を待って返す


すこしくんはたぶん

あたしが慕えば慕うほど、困る。

でも、慕わないと終わってしまうから、

すこしくんの誠実さに甘えて ギリギリのところでつながってく



わかってるからね

だから、ことばにつまって ちゃんと話せなくなる

つまんない女 って ことになる

もっと全身で どこにもブレーキかけずに

真正面から話したい って


おもっちゃいけない




ふしぎなことがおこりました。


きのうのよる、すこしくんからメールがきて

“さいごの悪あがきで ドライブいってきます!”って


既にヤケぱち酒のためにヨツパライだったあたしは

若干正気ながらも

“あたしも連れてって”メールをしたらば 即返信 “じゃあ迎えにいきますね!”



すこしくんは

ほんとうに、ほんとうに、カッコよかった

会社でみる“かわいい系”ではなく、バイトくん系でもなく、

クロムハーツも 小花柄も似合う、そして、おひげちゃんなところとか、伸びた髪とかも似合う

もう、なんていうか、これでもか!ってくらい

運転している姿も、横顔も、かっこよくて、

いままで全く感じなかった、“男性”をみて。


すこしくんは 横浜に連れてってくれて

かっぷるに混じって 大桟橋を歩いたりして

そのあと、気付いたら、レインボーブリッジとかに向かってて

でも 閉鎖中で

ああ、もう帰るのかな、って思ったのに

すこしくんは 少しも帰りそうになく

“ぼくは大丈夫ですよ”ってずっと運転しててくれた


間、いっぱい話したね


気付いたら、ファミレスでお茶してて

気付いたら、池上で

ああもう帰るのかな、って思ったら


“本門寺って駐車場ありますか?”


ふたりで、深夜な本門寺の桜をみにいった。

トウキョウで、ちゃんと桜みたの、はじめて。


手をつなぎたくなっちゃうきもちを

ぐぐぐ、って抑えつつ、ゆっくりあるきました。

そこから

すこしくんは

マンションまで送ってくれるといって ふたりで歩いた。


マンション前で さよならしたけど

部屋に戻ったら 淋しくてしかたなくて

ダメ元で すこしくんにメール。


すこしくん、戻ってきてくれた。


うれしかった。


思えば

ドライブ行ってから 此処からでてくまで

11時間、

一緒にいたね


たくさん話した

話してくれた

あたしはあまり、うまく話せなかったけど


でも、いまおもうのは

おもいのほか、スっとしていること


すこしくんは

わたしがおもってるとおりの人で

わたしがここ数ヶ月、懸念してきたことも、がんばってたことも

ちゃんと伝わっていた


すこしくん自身も

わたしがおもったとおりのところにいて

それはもちろん、

結果としては、彼は、“困って”いたのかもしれないけど

決して苦痛は与えてなかった、と思えた


彼の日常は多大で

わたしの居場所は ほんのちょっとで

でもちゃんと、居続けてられたみたい

すこしくんは、わかっていながらも、心地よくおもってくれてた


それでいいのに

それで、それがいいのに。


どう考えても

わたしとすこしくんの次は なくって

それはさいしょからわかっていることで

望んだりはしなかったこと



すこしくんは すきだって いってくれたもん

それで ほんとうに 充分。

そんなの、肩書きも、次も、○も×もなくていいもん

“いろんな好きがある”ってことは

わたしもわかってるもん。


ただ、もうこのまま逢えなくなるんだろうな、ってことが

どうしようもなく、淋しかった。



すこしくんに 届いたかな

わたしの、きもち

一話完結でいい、っていうきもち。


わたしだって

“いろいろなスキ”があるもん、大丈夫。


すこしくんに

この歳でこんな立場でこんなわたしが

ここでこうやって こんなふうに逢えたこと

ほんとうに、うれしく思う。


ありがとう

すこしくんのことは

さいしょ、ただ、単純に、かわいいこがいるな、っておもった。

いま思えば、14Fにいたときは

なぜか、えれべーたーとか、ホールとかで、よく会うひと、だった。

どこのだれだかもわかんないけど

とにかく、ちょっと、ウチっぽくなくて

ナニしてる人かもわからないけど

小綺麗で ちょっと翳があって遠いとこみてるようで

でも、目ヂカラがあって

気になってしかたなかった


けど、

当時のわたしは

ヤツに、こてんぱん で、目の前は万事濁色だったから

すこしくんを目の端に捉えていても

顔をあげることはできなかったっけ



今期に入って

ラ決っていうところで すこしくんがいたとき

“すこしだけ”、あ、って おもった

すこしだけ、風がふいた気がした



ヤツに こてんぱん、な毎日に溺れながらも

どこかで、

もしあといつか叶うなら、あのこ

って おもってた自分


ラ決で “つながり”ができても

ここからなにかが始まるとは 到底思えなかったし

そんなミラクルは ありえないし

だから、目の端の捉えていても

ちゃんとみないようにしてたっけ


でも、

やっぱり このこ、ステキだな、って

思わない火曜日はなかったりして



だから、

ふたりで 偶然 行くことになった展示会は

ほんとうに、ほんとうに、

おどろくほど貴重な 偶然 で

どうしてあのとき、ふたりで行くことができたんだろう、って

おそろしくなるくらい、偶然だった


あの日

抱いてた印象が すこしずつ崩れて広がって深くなって

じゃんじゃん、わたしの中に沁み込んできた、

みるみるうちに。


今時の若者かとおもったけどちがってた

たくさん、惹かれるところがあった、

やばいな、っておもって


ことしのはじめに、ゴハンを声かけてもらって

正面から逢えたときは

ほんとうにうれしかった。

びっくりしたし、アワアワした。



わたしがいま 惹かれる理由がいっぱい

いまのわたしだから 惹かれる理由がいっぱい



すこしくんがみせてくれる絵もコトバも時間も音も

何故か、とても気持ちよかった。

こんなひとは、はじめて、だったな。

邪念も悪意も駆け引きも呆れも裏腹も感じさせなくて

ただ、みせてくれたせかい



そんなすこしくんの感受も

いいところも、たぶん、ダメダメなところも

わたしはなんとなく 嗅ぐことができる気がして

もしかしたら、ニテルのかもしれないところも 


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帰ってきたら、会いに行きます

にげたり、かくれたりしないよーに!!

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どう考えても

わたしが すこしくんに 特別なことばをかけていいはずがなく

特別な立ち位置を 望める役割でもなく。


すこしくんはたぶん

もしかしたら

話し相手として いろんないみで ラクだったかもしれない

でも、それ以上になることが

設定外なことは よくわかってた


次へ向かう背中

会社を去る背中

じぶんのじかんに、やわらかく、まるくなる背中

少しの間だったけど、すこしだけ、触れられたんじゃないかな

すこーしだけだけど、押したり、見守ってたり、、、



すこしくんが発つ前の夜


たしかに、あの夜は

あいにきてくれる、って 思えてしまった。


でも

アメリカは 雄大で

きっと、わずかな時間の中で すこしくんのいまとこれからとが

たぶん、たくさん考えてキチンと整理されたのだとおもう。


ただいまメールをもらって

その後のやりとりもあって


どう考えても

元のテンションにいるはずはなかった


何をKeyに選んでも

わたしを残す理由がない


彼に与えられる何かがない

知識も情報も、工夫もない、ヒントもない

新しくないし、その先はもっとない、

癒せるほどの懐がない

若さも、大人のにおいもない

キレもない 女もない 自慢も自信もない

?もない、!もない、

おどろきも、ふしぎも。


すこしくんと

もっともっと 繋がりたいきもちはいっぱいなのだけど

正直、自分にまったく自信がもてない


これから たくさんのひとと逢って

自分の夢に向かって、たくさん歩いてくすこしくん

あたしなんかに うしろ向いてる人じゃない


だからわたしは

すこしくんにあんまり惚れないようにしてるし

たぶん、すこしくんも、

わたしが惚れすぎないように

キチンとうまく

コントロールしてる



また逢ってくれるんじゃないかって、

こっそりおもっている自分もいるけど

でもきっと

もう、すこしくんは更新されてる。

もう、旅立ち前の、感傷的なすこしくんじゃない、わかる。


現実を目の前にしてる

緊張した若人、 わかる。



わたしなんかに

もう話しかける理由がないね

ほんとうに、ない



もし、あるとしたら

なんだろうな


すこしくんがすきな

ピーターパンだったり

どうでしょうだったり

景色だったり、うたうことだったり


もし、それが叶うなら

わたしはもう、それでいいな

そこんとこで

すこしくんが、ちょっとだけでも、ほどけることができて

それを、少しでも、共有できて

ほんのすこしに わたしを思い出してくれるのなら。


それで満足なじぶんがいます。


ありがとうー


しばし、たのしかったし

どきどきしたし、淡く、ほんのり、恋ができました。


自分の殻を ぬけることもできたし、

まだなにかあるかもしれない、って

すこしだけ、まえむきになれたし。


感謝しています。