中米・イスロ本部。
地下室に監禁されている日向。

絶望的な状況の中で彼は、自身の半生を振り返っていた。
これまで自分のやって来たことは、何だったのだろう。
世間の役に立つ科学技術を提供することを夢見て、学者への道を選んだ。
その為に日々邁進し、努力を惜しまない姿勢で生きて来たはずだった。
しかし、その結果は何だったか?
悪の手先となり。
挙句の果ては全てを失った。
自分の目指していた高みも。
夢も。
そして……大切な家族も。
更に、人々の命を救おうと自らの生み出したヒューマノイドが。
恐ろしい兵器となり社会を脅かそうとしている……………
全ては自らの愚かさがもたらしたことと、日向は自分を責め続けた。
死を以ってしても、償えるものではない。
しかし………
このまま死を迎えることになるだろう自らの運命。
せめてもの願いだったもの………
一目、家族達と逢いたかった。
娘と、話がしたかった………
イスロの派兵部隊・戦闘ヒューマノイド師団の突撃訓練は、日向の幽閉される地下室まで銃声を響かせていた。

(セルピエンテ。日本語は習得したかね?)

「ええ、ボス。
意外に簡単でしたぜ?……フッフッフ」
ドメニコに流暢な日本語で答える、この男………
セルピエンテ・ペドロサ。
イスロ対外派兵師団極東部隊隊長。
「………ふむ、良かろう。
向こうでは存分にスシでも食って来るが良い」
満足そうに頷くドメニコ。
「フッ、俺はスシより日本の女を存分に食いたいね。
フッフッフ」
狡猾な笑みを浮かべるセルピエンテに、ドメニコは吹き出しながらも言って聞かせる。
「相変わらずだな、セルピエンテ。
しかし用心しろ。
serpiente venenosa (毒蛇) の異名を持つ貴様でも、ゲリラ式戦闘ヒューマノイドは少々勝手が違うかもしれんぞ。
寝首を掻かれんようにな」
セルピエンテの眼光が光る。
「フフッ御安心を。
我々が戻る時にはスクラップの山を残して来ますよ」
※文中の団体・組織名及び人名は
実在するものと一切関わりありません
キャラクターアプリ;Picrew.me ChatGTP
Gemini
画像アプリ;You Can Perfect




