10月12日   いつもと違う某山

今日は実に二年振りに
私目の愛機達の有能な設計者であるS氏のお膝元の山へ来た

私目の知る限り
ここ以上にグライダーのテストフライトに適した場所は無く
サーマルソアリングに適した場所は無い

チェコ・アートホビー製
「Zuni-V 1.2M」
(実は以前「Skua 1.5M」と御紹介したネーミングは間違いであることが判った)
この機体のテストが今日の主な目的だった
〈以下・飛行撮影S氏〉
だが………このスチロールコア・ブランク翼スロープ対応ラダーレス機
「Zuni-V 1.2M」に対し
この時の大気の神は満足な浮きを与えなかった
残念ながら
何度かトライを試みたが同じ結果となった

では………この度"里帰り”である
「こさぎ」を試してみた
〈以下・飛行撮影S氏〉
小型で軽い機体は Zuni-V 1.2M より遥かに長いタイムのソアリングを見せたが
こともあろうに間もなく逆風(山風)となり
回復も見られずRC機ソアリングは中止せざるを得なくなった


しかし………この後
目の当たりにした
S氏手製の新型フリーフライト・ハンドランチグライダーのソアリングに度肝を抜かれることになる

以下を御覧になって欲しい
同じ場所で行われたソアリングであるに関わらず
この高度!
S氏は決して力任せに機体を投げてなどおらず腕を翻す程度
そして……ほんの僅かな微風さえも逃さず揚力に変え
悠々とフライトタイムを稼いで行く!
条件など全く問題にせず
RC機など相手にならぬ大ソアリングをやってのける!!
最後は………デサマライザー(強制降下装置)にて帰還!


私は恥ずかしくなった

"自分は未だグライダーというものを理解出来てなどいない
大気を
空力学というものを”

今一度
この課題を持ち帰り
改めてフリーフライト・ハンドランチグライダーと向き合いたくなった


「Die Welt der niedrigen Reynolds-Zahlen birgt noch immer viele Geheimnisse」
(低レイノルズ数の世界には、未だ多くの謎が隠されている)

かつて、そう言っていた
シュツットガルトのドイツ人友人に
また質問事項が増えそうだ