稲の起源とは。
約一万年前程の中国、元は野生の多年生稲から長江流域で栽培されたのが始まりという。
また別ルートとして、アフリカでは3,500年前にニジェール川流域で「アフリカイネ」が栽培化されていたのも確認されている。
その長江から中国南部・東南アジアへ拡大。
寒さに強い「ジャポニカ米」は日本や朝鮮半島へ、暑さに強い「インディカ米」はインドや東南アジアとに大きく枝分かれし。
現在、各国で栽培されることとなる。
我が国へは、縄文時代晩期の約3,000年前に九州北部に伝来したとされる。
稲の育つ環境とは………
そもそもが、こうした高温多湿が条件であったのだ。
ジメジメした梅雨も、真夏の高温時に降る雨も、不快指数という数字でくくればマイナスイメージでしか無い。
しかしながら皮肉なことに、この不快指数でウンザリな環境こそが永い歴史の中で、この国の主食を賄い続けているのが事実だ。
まさに今日の魚沼エリアも、高温多湿な日曜日となっている。
少し前だが。
南ドイツに住む友人とのやりとりで
「魚沼は日本国内でも有数な米の産地だが、私自身はドイツ人の主食でもあるライ麦パンも好む」
と告げたところ、そのドイツ人からは
「実は最近、我が家では米を主食とし始めている。
健康に良いとされるからだ」
との、予想外の答えが返って来た。
元来、ドイツという国の気候は概ね年を通じて冷涼であり、真夏でも平均気温が20℃を少し越える程度と聞いている。
クリスマスの為にこしらえた伝統菓子・シュトーレンが、一年間、冷蔵庫にも入れず地下室に忘れ去られていた一品でも何の問題も無く食せた………などという逸話がある程である。
なので反面、古来から小麦などの作物が育ちにくい理由から、痩せた土地でも栽培可能なライ麦やジャガイモが主食となった………と聞く。
その為、ドイツの友人の食す米とは、恐らく輸入米であろうことは想像に易い。
だが………ここ最近のニュースとして、フランス・パリを中心にヨーロッパでも40℃という"日本並み”の気温に達し、騒ぎとなっている話を聞く。
ドイツの友人にも、この写真を添えた"本当の意味での暑中見舞い”を送ろうと思う。

10:36 JR藪神〜小出駅間