この7月12日(日)、私は古い一機の模型飛行機の修理後テスト飛行を行っていた。
かつて。
今現在は解散したが、愛知県を本部とする全国的なフリーフライト模型飛行機クラブに通信会員として所属していた私HARIMA。
今から20年前の2005年秋に、そのクラブの開催したワンメイク・コンテスト(滞空記録会)で課題キットとなったのが、この機体………

1970〜80年代前半までユニオン・モデルというメーカーから発売されていたライトプレーン・キット
「ブルーエンジェル」である。
(機体の色は黄色ですが😅)
・主翼長450mm
・動力ゴム3.2mmTANスーパースポーツ✕4条を含めた機重20g
・翼材=和紙、竹ひご
………このキットは2005年当時で既に絶版となっており。
そんなもので何故ワンメイク・コンテストか!?ということだが、主催者であるクラブ幹部の方が大量に在庫を持っていて
「コンテスト参加希望者へお分けする」
とのことだった。
多分に漏れず、私HARIMAも参加希望し。
愛知県豊川市より昭和当時そのものの「ブルーエンジェル」キットを送って頂いた。
コンテストでは。
"キットは昭和50年代当時の物なので
開けてみて部品等劣化が見つかった場合は代用品の使用可”
とのルールまで設けられた。
その時の私目の成績そのもの(滞空記録)は既に忘れてしまったが😅
何回かフライトした後"部品の劣化”=主翼台のプラスチック破損で主翼が固定できなくなり。
何しろ、細長いプラスチック部品なので補修する術が当時は見つからず。
この機体は、そのまま自宅ハンガーにて実に20年もの間…………放置されることとなったのだ。
それが、先日7月7日。
我が生誕日の記念にと、何か飛行不能の機体を飛ばせるように治して見ようという気持ちとなり。
当時から実に20歳も歳を取った………まさに"歳の功”で翼台の補修方法を思い付き、再飛行を果たすこととなったのである。
因みに、翼に使われる和紙の劣化もほとんど無く。
翼台の修理と動力ゴムの新調以外は全くそのまま使っている。
竹ひごと和紙を使ったライト・プレーンは、戦前から我が国で存在する、非常に古い歴史を持つ模型飛行機の形態である。
それこそ、戦後に進駐軍の持ち込んだコントロール・ライン機=Uコン機や、今のデジタルプロポ以前のシングルボタン打ちラジコン機よりも遥か以前より、模型飛行機の主役としてあったのだ。
なので、この竹ひごライト・プレーンに関しては一家言をお持ちの先輩方も全国に多数おられる。
その諸先輩方皆さんが必ず口を揃えておっしゃることに
「翼紙は機体に貼った後、霧吹きで湿らせ乾かしてパンッ!と張らせるのが良い」
という点がある。
確かにそうすると見栄えも良く。
"強度も確保出来る”と言われる方もおられるが。
今現在………いや、今から20年前には既に常識は変わり。
翼紙をパンッ!と張るのではなく、むしろ紙を細かくシワシワにしてから機体に貼り付ける………といった手法が主流となっている。
何故、そうなったかというと。
パンッ!と張ったとしても、翼紙というのは温度・湿度の影響を受けるものであり、そうした場合必ず主翼や尾翼の変形を起こしてしまうからだ。
例えば、一晩かけて組んだライト・プレーンの翼紙に霧吹き&乾かしでパンッ!と張って「上出来だ」とばかり車に積み込み。
現場へ到着してみると………見事に翼が変な風にネジ曲がり、まともに飛ばせたものでは無かった………
といったケースが顕著に見られるのである。
その点、予め翼紙を揉み潰すなりしてシワシワにしてから機体に貼ると。
見栄えは別として、そうした温度・湿度による紙の伸縮の影響を翼は受けずに済むのだ。
また、表面を凸凹にすることにより翼面上の境界層の剥離を防げる………といった流体力学的効果も唱えられている。
この"翼紙シワシワ”セッティングは、私HARIMAが模型飛行機を開始した2002年から間もなくの2004〜5年頃には、全国のフリーフライトクラブのライト・プレーン愛好家の間に定着していた。
さて………
テストフライトだッ!
7月12日午前中 某グラウンド

当初はトルクの有り過ぎない動力ゴム=2mmTANスーパースポーツ✕4条でテスト。
機体の挙動を観察。

自称"航空記念公園”で本飛行とする!!


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更に、垂直尾翼にタブ(ラダー)追加。
これで行こうと思う。
何しろ"空を飛ぶ為の装備”以外、ムダな物は何一つ付いていないのだ。
旅客機のように、やれ乗り心地を良くする設備やらホテル並みの顧客サービスやらも無い。
ラジコン飛行機のように、車輪出し入れだのフラップだの、幾つものギミックを搭載しているわけでも無い。
ストイックなまでに、飛行機の本性を露わにしているのだ。
この地球上で初めて飛んだ動力飛行機こそ。
1871年にフランス人の作った、ゴム動力の模型飛行機だったということを、皆さんは御存知だろうか。
それは奇しくも、このブルーエンジェルとほぼ同じサイズの、主翼長460mmの機体だったという。









