3月14日、ホワイト・デイの午後は
いつもの"航空記念公園”にて
「ホワイト・フライト」でした。

今回の機体は通常の、前にプロペラの付いているタイプとは逆の。
「プッシャー型」と言われ、機体の後ろ側にプロペラの付いているタイプです。
対して、前にプロペラの付いている"通常”タイプを「トラクター型」と呼びます。
(トラクター型)

更に今回の機体は…………
本来なら"尾翼”と言われ後方に設置されている小さな翼が、逆に前方に設置される
「エンテ型」(カナード翼型)という形でもあります。

プッシャー型の最大の利点とは、トラクター型の懸念事項である「プロペラ後流」による有害抵抗を防ぐという点です。

前方にプロペラの有る機体では、プロペラの回転によって発生した渦巻き状の風が機体そのものへモロに当たることになり。
それが有害な空気抵抗となり、パワーをロスしてしまう等の弊害が起きます。

しかしプロペラが後方にあるプッシャー型では、プロペラ後流で生じる有害な空気抵抗を避けることが出来る為、機体表面を流れる気流も乱れにくく。
パワーを効率的に反映出来るメリットがあるのです。
実機では、第二次大戦末期に完成した日本の戦闘機「震電」等があります。

このように利点の大きいと見られるエンテ型プッシャー機ですが、難点もあります。
失速しにくいという利点を持つ反面、機首の上下運動が敏感で、縦安定性を損ねやすく。
トラクター型よりも操縦が困難になるケースが目立つのです。
その為、実機は勿論、ラジコン機のような操縦が必要な機体に採用されるケースは現在貴重になっています。

しかし、操縦の必要無く自律安定性を第一とするフリーフライト機は別!
トラクター型とは違った設計ノウハウを必要としながらも、上手く飛んだ時の喜びは格別です。

このフライト時、天候コンディションは強風気味で、必ずしも良好ではありませんでした。
しかしながら。
前回と全く同じゴムの量であるに関わらず、推力(パワー)がアップしたのではないか?とまで思わせる機速で急上昇!
空気を切り裂き。
あたかもロケットのように天空を目指す機体!!
ジェット機のように鋭利な機影の飛行する姿は。
ゴム動力には見えません!
長い動力飛行の末、パワーOFF。
滑空時の滞空時間はトラクター型に敵いませんが、緩やかに高度を落としていく機体。
この時は20回のフライトでしたが、全て公園内(ギリギリ?)へ無事帰還!
フリーフライト機ながらスリリングな飛行を楽しめました。