1月2日。
某アスファルトの空き地。

降雪の予報が一旦外れ、晴れ間の出た瞬間を逃さず。
ゴム動力機のフライトへ向かった。
機体は、いつものTANスポーツゴム搭載・小型スチレン翼機。
外気温は2℃、風は微風。
コンディションは良好!

実は。
このブログを始めて間もなくの頃から、私は毎年新年1月1日に「元旦フライト」という名目でRC機、FF機いずれかの機体による新年初フライトを行ってきた。
元旦が悪天候の場合は三が日のいずれかに行った。
この新年初フライトは、私の中では
「今年一年のフライトを占う」
という大事な意味を持っていた。
このフライトが上手く行けば、その一年を通じて安全で満足の行く良いフライトに恵まれるという"縁起担ぎ”だった。

しかしながら、ここ数年。
天候の原因もあったが本質的に私自身の体調が原因で行わない正月が続いていた。
結果、そうした年はフライトは勿論、自らの身体が重病に見舞われ入院にまで至るというジンクスも発生していたのだ。
だからこそ。
この三が日にの間に、今度こそ新年初フライトを再開し、平和な一年を取り戻そうと決心したのだった!

TANスポーツゴムを今回は手巻きで300回巻き。
2026年のフライト開始!!

幸先良い見事な上昇!

新春の青空で、確実に高度を獲得。
ゴムのパワーがOFFになるまで動力飛行を続ける。
パワーOFF、滑空開始。
小型機ながら横風にもピクリともしない安定感。
今回も30回ものフライトを実施したが、全て発進場所から20歩程の敷地内に着陸。
全く回収に苦労せず、まるでラジコン機のような思い通りのフライトを続けた。
おかげで、2026年の私のフライトも
素晴らしいものとなるだろう!と
喜んでいる!!


さて。
この小さなスチレン翼のゴム動力機が、何故そのような性能となるのか?
一見、教材として一般に販売されているキットと同じに見える方も居るだろう。

その答えは、この機体の設計にあった!

まず、1ミリ厚スチレンペーパーは一枚を折り曲げて終わりではなく。
要所要所で効率的な補強が成されている。
最も負荷のかかる主翼根と機体の姿勢を決める水平尾翼には針金や竹ひごによる補強。
主翼上面には翼根部にスチレンペーパーを追加し、さらに主翼下面にリブを装着。
ただし軽量化の為に主翼台にはバルサ材を、本体には極力細くて硬いスプールス材が使われている。
これにより空力的負荷がかかっても市販品のようにフニャリと変形せず、小さな機体でもカチリと姿勢を保持出来るのだ。

更に。
垂直尾翼に左右の進行方向を決めるタブを追加。
同時に推力の方向を決めるスラストを決定するコメタルもアルミ製とし、いずれも微調整可能となっている。
これにより、機体の旋回半径を大きくしたり小さくしたりして飛行空域を自在にコントロール可能となるのだ。
…………これらの要所要所に取り入れられたセッティングによって。
このようにちっぽけなゴム動力機であっても、何度飛ばしても変わらぬ安定の飛行が可能となる。
また、スチレンペーパー製の翼は昔ながらの竹ひご&和紙のゴム動力機のように湿度・温度等の環境の影響も受けず、翼の変形の心配も無い。
更に有害抗力の発生を防ぐ為の翼端の形状加工も自在だ。

私が模型航空を開始した2002年より御指導を賜っている、中部フリーフライトクラブ(CFFC)の大先輩に心より感謝申し上げたい。
大先輩の格言を披露させて頂く。
「小さな飛行機だからといって、バカにしてはいけない。
そういう人は、飛行機にバカにされる」