12月24日未明。
イスロ日本支部オフィスへ出社した華裏那は、異変に気付いた。

出入り口のセキュリティは解錠出来たが
職員が誰一人見当たらない………

(………もしや!?)
華裏那の予感は………的中することとなる。


クリスマス・イブで沸き立つ都内の街並みは日付が変わろうとする時間帯を迎えて尚、人通りの絶えずにいた。
麻衣と栄太も、青白く輝くイルミネーションに照らされながら通りを歩き。
カフェでスィーツを楽しんだ。
二人にとっては………
久しぶりに心和んだ時間であり。
そして改めて絆を深め合う大切な時間になろうとしていた。


その頃。

放課後に研究室へ来る予定のはずであった麻衣の姿が無く、自宅へも帰っていなかったのを知った美枝。
スマートフォンにも出ない………
麻衣は、その時………
スマートフォンの電源を切ってしまっていたのだった。

日付も変わろうとしているのに…………

と、その時。
美枝のスマートフォンが鳴り響く。
電話だ。
しかし、麻衣ではなかった。
すぐさま出ると………

「奥様ですか!?
華裏那です、ご無事ですか!?」

華裏那は何か息せき切った様子だ。

「どうしたの?華裏那さん」

華裏那は一旦、一呼吸置いて自らを落ち着かせながら言った。
「奥様!!
これから直ぐに、あたしの言う通りにしてください。
家の戸の鍵を全てロックして、奥様自身はどこか安全な場所に隠れていてください!
あたしも今、向かってます!
よろしいですね!?」

美枝は、華裏那が何を言いたいのか直ぐに理解した。

「わかったわ!」

「麻衣は?
麻衣は居ますか!?」 

「それが………
まだ帰って来てないのよ。
今日も研究室でトレーニングの予定だったんだけど、来なくて。
電話も通じないし」

華裏那は電話の向こうで暫し無言だったが

「わかりました!
あたし、直ぐ行きますから!!
絶対に外へ出ないで隠れていてください、いいですね!!」

そう言って華裏那は電話を切った。

その電話を終えた途端、表で車の停まる音がした。
玄関の方からドドドドドド!!と機関銃のような音が鳴り響き。
ドカドカと階段を登る靴音がした。
美枝は急いで隠れ場を探したが………
そうこうしてるうちに居間のドアを蹴破り、機関銃を持った兵士が二人、押し入った!
美枝は兵士に見つかり、機関銃の銃口を向けられた。

「Freeze!!」
(動くな!!)

美枝は、息が止まりそうになった。



華裏那は急いだ。
操縦するスポーツカーのアクセルを踏み続けた。
(なんとか間に合って頂戴!!)
この時程、クリスマス・イブの喧騒が苛立たしいことは無かった。
遅い車は信号を無視してでも抜き去った。
(麻衣!!
あんた、こんな時に何やってんの!?)



居間で兵士の一人が、ニヤつきながら美枝を追い詰めている。

「Wow, I finally found a woman after such a long time!!!」
(ヒュ〜♫久しぶりの、女にありつけたぜ)

もう一人の兵士も、下卑た笑いを浮かべている。

「Wait, wait.
Isn't that Captain Pedrosa's hobby?
We need to catch her fresh」
(待て、待て。
これはペドロサ隊長の御趣味だろうよ?
このまま生け捕りにしなきゃだろ)

「No! 
I'll taste it first!!」
(いや!
俺が味見してからだ!!)

その兵士は銃を放り投げ、美枝に襲いかかった。
顔面蒼白の美枝。

「………や、やめて、、、
やめて〜!!!

床に押し倒され、必死に抵抗するがニットのシャツの襟元に兵士の手がかかり、破かれる。
完全に組み敷かれ、身動きが取れない。
美枝の上半身の肌が露出し、胸元に兵士が息荒く顔を埋める。
絶望が美枝を襲う。

「嫌ぁ〜〜〜〜!!!」

と、その時!

美枝を組み敷いていた兵士の身体が、横に吹き飛んだ。
「Aaaahhh!!!!!」
兵士は腹部から身体を不自然に横くの字に曲げ、泡を吹いて痙攣している。

間髪入れず、もう一人の兵士の悲鳴が響き渡る。
「Eek!!!!!!!」
見ると、その兵士も首を不自然に曲げ、頭部から大量に流血しながら白目を剝き壁にもたれかかり。
動かなくなっていた。

涙で霞む美枝の視界に入ったのは、戦闘ヒューマノイド姿の華裏那だった。

「遅くなって、ごめんなさい」

華裏那は美枝の傍らに座り、抱きかかえた。
恐怖から解放された美枝は、華裏那の胸で号泣した。

真行寺宅の前では。
軍用トラックから降りて来た、10体のイスロ戦闘ヒューマノイドと一人の人間兵士が待機していた。

この時の作戦の第一目標はゲリラ式戦闘ヒューマノイドのアジトとなっているエリック=ティーチャーのマンションであり。
そちらに人間兵士27名と戦場型戦闘ヒューマノイド40体が向かい、真行寺宅は第二目標とし残る人間兵士3名と戦闘型ヒューマノイド10体という振り分けとなっていた。
しかし。
部隊がエリック=ティーチャーのマンションへ到着した時には、既に"もぬけの殻”となっていた。
大部隊は空振りに終わり、東京湾上に浮かぶ揚陸艇内のセルピエンテは悔しがる。

「チッ、やりやがるなアイツら」

一先ずはもう一方の目標、真行寺宅での吉報を待つのみであった。


真行寺宅前。
既に侵入した兵士2名の戻りが遅い為、残る一人の兵士は痺れを切らしていた。
「What are they doing?
Are they having fun with the female doctor?
(ったく何やってんだ?アイツら。
女博士と、お楽しみ中か?)

と、真行寺宅の2階の窓から人らしきものが彼らの前に投げ落とされた。

「What!?!?!?」

それは、先に侵入した2名の兵士の遺体だった。
思わぬ光景にパニックとなった残りの兵士は、自軍戦闘ヒューマノイド達に一斉突撃のコマンドを下す。
………が!

「お〜〜ッと、そうは行かねぇぜ」

進軍を開始したヒューマノイドの前に………立ちはだかる三人の男達!!

「Who are you guys!」
(何者だ、貴様ら!)

カイトがニヤリと笑う。

「知らねぇのか?
オレらを。
イスロだってのによ………笑
フッ、見せてやるぜ!」

カイトを中心に三人が両腕をクロスする!

「TRIPLE フレア!!」

「ONE!」

「TWO!」

「THREE!」

三人衆は虹色の光を放ち。
人間形態から姿を変えて行く………!!


カイト

マーフィ

ケビン

キッド三人衆、参上!!!


「テメェらの屍、毒蛇への土産にしてやる!」

〈チェインジ!! 三人衆・完〉

※文中の団体・組織名及び人名は
実在するものと一切関わりありません
キャラクターアプリ;Picrew.me ChatGTP
Gemini
画像アプリ;You Can Perfect