普通は

眩しいものを見た直後というのは

一瞬だとか

数分の間は「目隠し」されたように

真っ暗になったり

他の不特定多数の色に世界を支配されたりするも元に戻るものだが


この時は夜になっても一向に戻らず


不安にかられた私は

インターネットの情報を検索しまくって

網膜剥離か!?

網膜裂孔か!?

というワーズに辿り着き

そこに書き記された文言に大いに恐怖し

パニックに陥った

取り返しのつかないことになった!!と


看護師さん達に詳細を

たずねても

「検査してみないとわかりません」

「休み明けに先生にお聞きしてみてください」

としかお答えできない様子

それがかえって私を袋小路に追いやり

完全に冷静を失った

「HARIMAさん、まずは落ち着いてください!!」

一人の親身な看護師さんが

私と向きあってくれて

「大丈夫ですよ!網膜剥離なんかしてません」

「今、先生と連絡をとってますから待っててください」

となだめてくださった


数分後にようやく医師の先生と連絡がとれて

「今回の症状としては

光の強さとか

その後の検査の影響とか関連性は無く

ウィルスの影響だろう」

とのお返事を頂き…………私も

ようやく落ち着くことが出来た


詳細な症状としては

網膜というのは通常ではカーテンの光程度では影響はされないものだが

今回の私のように重篤な患者には有りがちで………………

・網膜が弱っていて表面の性能にバラつきが出来、その性能の弱いところを突いてくるとのこと

・一時的に網膜が変質していて

時間はかかるが自然治癒するとのこと

で…………少しは安心した


なすべくして

なってしまったということだ


しかし…………

この後もさらなる試練が

私の入院中に沸き起こることになる!