その昔………………
世界の航空がまだ
プロペラ(レシプロ)機主力だったころ
音速のカベを破ろうと命を捧げた男達がいた
逝ってしまった仲間達を見送りながら
「自分こそはやってやる」
と明日をも知れぬ日々を恐れもせず
立ち向かった者もいた
当時米空軍所属テスト・パイロット
チャールズ「チャック」イェーガー
この私を空の世界へと導いただけでなく
不可能と言われていたこと
必ず命を落とすと言われていたことを
その類稀なる勇気と誇りで可能にした
私にとって「神」である男
自分の初めて空に解き放った黄色い電動RCプレーンに「X一1」と名付けたのも
それが理由となっている
そんな私が今再びカベに向かう時が来た
様々な「恐れ」が私を包む
目がこのようになっては飛行機のフライトなど出来ない………………
真っ青な空を見ることも無いと
しかし
昨日のフリー機のフライトをしっかりと見届けることが出来
RC機の操縦にもう一度挑む勇気が生まれた
9月10日 某山中
クラブ飛行場を選ばなかったのは
まだ仲間達に知らせる段階では無かった為

着陸も申し分なし!
言う事なし!!








