…………そんな自分が。
初めてエンジンの息遣いに魅せられたのが、1 6 ~3 8歳まで乗り続けたバイクだった。

<高校生の頃>

<父親となり…………>

そう。
その間…………エンジンは。
ずっと自分の心臓同然だった。


「もう、いいじゃないか」


電動であろうと…………
エンジンであろうと…………


全てを一つにしてくれる世界を、私は知った…………それが。




…………空。
果てしない、大空!!!

地上で鳴り響いていたエンジン音も。
モーター音も。
遥か高く上がれば、大空が全て飲み込んでしまう。

大空に浮かぶ航空機達は、皆同じ大気を浴びて進み…………
地上へ帰還した機体を。
エンジンフライヤーも、電動フライヤーも。
皆が一つの笑顔で迎えてくれる。

電動がエンジンを覆す日を夢見ていた、かつての電動模型少年は。
今、仲間のエンジン音に囲まれて。
はにかみながら、送信機を握り続けている。