…………刻は、午前の七。
既に暁は過ぎて久しく。
只、山風強し。

斜に旭光受け微弱なれど渾身の、揚々たる力の果て。
…………忽ち天空の狭間に消えんとす。

風、ひたすら恐々とし。
斯様な際、只々息潜めつつ…………
その身を委すものなり。
…………只々、委すべし!

さすれば機を見て翻し。
大いに戯、するは楽しかること極まれり!

…………時、満ちて。
蒼原の床に又、還り。