今日のフライトは。
この、未だ白い越後山脈の間近にそびえる…………

3ヶ月以上もの冬眠から覚めた、我がクラブ飛行場です!!


4月最終日曜日の「飛行場開き」を待たず。
フライト可能となった我が飛行場!
雪の積もらない地域のフライヤー皆さんには少々御理解し難いかもしれませんが、雪国の飛行場の「冬眠」が開けた時の喜びは格別なのです。

そして、私の今シーズン初の飛行場フライトに持ち出したのは…………
H P I スプラッシュ!! 

コンディションは、通常の離陸方向とは逆方向の風速3メートル。
何の躊躇も無く、発航!

リチウムポリマーにも負けない、 1 1 0 0 ミリアンペア8 . 4 V ニッケル水素バッテリー。
4 5 0グラム、1, 0 0 0 ミリ主翼長の機体に対し充分過ぎる パワーで瞬く間に上空へと吸い込まれて行く。
実に、3ヶ月余りの月日を飛び越えての飛翔。

…………が!
緊急事態発生!!

離陸して30秒程経過。
上空約50メートルで動力飛行左旋回中、突如スピン(きりもみ)に入ったスプラッシュ!
⬇この撮影直後
右に舵を打ったが効かない。
何とか態勢を立て直そうと必死に舵を打ち続ける。
しかし、機体は唸りを上げながら真っ逆さまに堕ちて行く。
メーデー!
メーデー!!
万事休す…………!!!

滑走路を外れ、隣に流れる川の方面へと墜落したのを確認。

捜索へ!

見つかりましたが…………

…………スプラッシュ無惨!!

この飛行場のすぐ横には。
川というよりは渓流に近い河川敷があり、堤防からすぐ巨大なテトラポッド、大小の岩石が群がっています。
何らかの原因で滑走路に辿り着けない時、それは…………速い川の流れに機体が飲み込まれるか、これら岩石の餌食となるいずれかを意味します!

私は17年間、ここでフライトさせて来ました。
しかし、このような目にあったのは初めてです。

スプラッシュを飛行させて7年経ちますが、この機体は確かに度々旋回中に翼端失速を起こし危うい場面を経験したことがあります。
しかし、それは旋回時に充分な機速(スピード)を与えることにより防げるのがわかっていました。
ところが今回、旋回時の機速は充分出ていました。
にも関わらず、スピンを起こしました。
立て直しも効きませんでした。
スピンを誘発する多くの原因は翼端失速のはずです。
後は…………サーボ(舵を制御する装置)の故障か?
若しくはノーコン(電波障害等による操縦不能)か?
後にサーボの動作含め、操縦制御系統も異状無いことがわかりました。
電波障害は、この地帯では考えにくく…………

とにかく、スプラッシュを墜落・大破させてしまったのは事実。
これを飛行場シーズン第一発目として、幸先悪いととるか…………
はたまた、厄落としととるか…………
それは私自身の受けとめ方次第。


気持ちの切り換えは早く行った方が良いと、私は常々考えています。
引きずるのを防ぐ為です。
急遽自宅へ一旦戻り、電動グライダー「 v i k i 2」 を用意しました。

スプラッシュよりも大柄な、チェコ製のトリコロール色の機体が。
上空へ上昇、高度を確保!
青く割れ始めた天空を、遥か高く飛翔する v i k i 2 。
スプラッシュの敵討ちのつもりで操縦しました!
…………数ヵ月ぶりの飛翔にも関わらず、優雅にソアリングして魅せた v i k i 2。
今シーズン初の滑走路帰還です。

今日は他にも、久し振りに再会できたメンバー皆さんが数名。
春が連れて来た再会です。

…………破損状況から、当初は諦めたスプラッシュでしたが。
何とか復活を目指すことにしました。
見てくれは多少落ちるかもしれませんが、あの元気な飛びっぷりをもう一度見たいのです。

帰り際に見えた八海山の雄々しき姿が、私を奮い立たせました。

そとあそび