私が模型航空の門を叩いて、17年…………

その間、最も御世話になっている御師匠が。
我が国航空産業の御膝元、愛知県…………
その中の岡崎市におられます。


これまで、師匠より私のもとへ「教材」として御送り頂いたゴム動力機は数十機に及び、それら全てが師匠設計・組み上げの機体です。
中でも、最も回数を飛ばしたのが、この「ノーシン号」 (HARIMA 命名) 。
一見、武骨に見える造りですが。
外見とは全く正反対の安定感としなやかさのある動力飛行、又美しい滑空を見せてくれます。
本当に、航空機というものを良く御存知の方なのでしょう。
私の現在の航空理論及び航空哲学は、ほぼ間違いなく。
この「岡崎の先生」よりの教授によるものと言って過言ではありません。

…………その、岡崎の先生。
毎年、春になると地元の菓子を贈ってくださります。
私は毎年、年末に先生の御気に入りの越後の妻有蕎麦(つまりそば)を送らせて頂いていまして、先生曰く、その御返しのつもりとのことですが。
それは三河一色漁港名産の魚煎餅の詰め合わせだったり。
今回のように、徳川家康公の御膝元らしく。
所縁の陣中食・八丁味噌を使った和菓子の詰め合わせだったりで。
いずれも東海地方の伝統というものを感じさせる美味で、大変ありがたいものです。

岡崎市「備前屋」さん=創業天明二年=の化粧箱は、まことに美しい!東海道五十三次の浮世絵をあしらったもの。


愛知県の味は味噌が主流と聞きまして、越後の塩辛く麹の匂いの強い味噌しか知らなかった私は当初。
愛知県の「甘辛い味噌」とは?
どんなものか全くイメージできませんでした。
しかし岡崎の先生から頂いた八丁味噌の御菓子を口にしてから、その独特の香ばしさ・味わいの虜となりました。

今年で御歳84となられる先生。
いまだ図面をひきつつ、模型航空機の設計に勤しんでおられます。
もっと、もっと私の知らなくてはならない世界を教えて頂きたく願うこともあり。
ずっと御元気に、長生きして頂きたく願っています。