⬇ここは屋根の上。
スノーダンプという、魚沼エリアでは各家庭に2台は置いてある全鋼鉄製除雪用具を使い、雪おろし中の画像です。
しかも、足の下にも更にまだ 1 メートルの積雪があります。
⬇こんな風に使います(魚沼市報より)

…………一晩に1 メートル降雪することもある豪雪地では。
どんな時でも、どこの家でも除雪という土木作業並みの肉体労働を随時(ほぼ毎日)行わなくてはなりません。
一回、少なくとも 30 分 ~ 1 時間以上はかかります。
終わる頃には雪の溶けた水と自分の大汗で全身グショグショになります。
「これから出勤しなきゃならないから」とか、「仕事から帰ってきたばかりでクタクタだから」とか、「二日酔いだから」とか、「せっかくの休日だから」とか、言ってられません。
また、身の回りで不幸があって気落ちしている時でも、自分が難病指定患者だったとしても、やはり除雪作業からは逃れられません。
これは今に始まったことではなく。
昔、昔からずっと続いている、雪国では「当たり前」のことです。

そうしないと「自分の生活を守れない」からです。
全て雪に押し潰されてしまうからです。

自分の生活のことだから、他人様にまかせたり迷惑をかけるわけにはいきません(一人暮らしのお年寄りのお家などは別です)。
共同使用する施設等(公民館や商店街のアーケード等)は、近所の町内会から人員を輩出して除雪を行います。

私も小学 1 年生の時に初めて(本物の)スコップを持たされて、遊びではなく本当の除雪のやり方を父から教わりながら家の玄関前の除雪をしたのを皮切りに、小学3年生で初めて家の屋根に上がらされ雪おろしをしました。
それから高校卒業し上京するまで、父と兄と協力して平日休日問わず家の雪おろしだけでなく、雪おろしで家の回りに溜まった雪の大きな塊を砕いて除雪する冬を過ごしてきました。
夕方に学校から帰宅してすぐに屋根に上がり、雪をおろし、おろした雪を砕いて側溝に流す作業が終わって家に入るのは夜 10 時頃になっていました。
吹雪で息の苦しい時も、氷点下の夜でも。
必ず屋根に上がりました。
両手の指は、凍傷寸前の霜焼けでタラコのように膨れ上がり、拳が握れない程になりました。

首都圏生活時代は随分楽をさせて頂きましたが、30 歳でUターンしてから、また除雪の再開となりました。

ですから、50 になった今でも体と頭に除雪の感覚と方法が染み付いています。
それでも、私は。
雪に感謝こそすれ、憎むことはありません。。



…………今日の新潟県は大雪の注意報が出ていましたが、まだ朝方は小雨がパラつく程度で気温も比較的高めだった為、雪おろしのチャンスと。
迷わず屋根に上がりました。

この、只見線撮影直後のことでした。


< 08 : 06  JR 藪神~越後広瀬駅間 >



※おまけです

< 11 : 45   JR 藪神~小出駅間 >