ドイツ南西部の都市在住のメル友(ドイツ人)へ毎年恒例のクリスマスカードを郵便窓口から送ったのは。
まさに入院へと向かう脚の途中、12/1午前中でした。
いつもだと必ず近況報告を入れるのですが、今回エリテマトーデスという病気にかかり3ヶ月入院することになった件について書く余裕も気持ちもありませんでしたので。
ただただフローエ・ヴァイナハテン(メリークリスマス)!御本人並びに奥様といった御祝いを述べさせて頂きました。

彼とは、模型飛行機を通じて6年前に知り合いました。
年齢は私と同年代くらい。

地元の大学で流体力学の教授及び学内風洞実験施設の代表研究者・博士(プロフェッサー)を職業とする彼は、他にもドイツの実機グライダーメーカーの顧問も兼ねている多忙の身である為、私へのクリスマスカードはいつも12/22頃の夜中に私の携帯に届く画像付メールです。
この時のメール送付元は、いつも彼の職場である研究室です。
彼と、彼の研究室スタッフ皆さんがサンタクロースのコスプレで実験風洞から笑顔で顔だしてメリークリスマス&ハッピーニューイヤー!と。
ちなみに昨年暮れのカードには。
昨年夏は風洞実験施設のエアコンが故障してしまい、連日40℃以上の室温で実験しなくてはならず大変だった!と書いてありました。

更に。
新年を迎えてから今度は彼の自宅のパソコンより改めて私への新年メールが送られてきます。まあ年賀状みたいな感じで。
そして私も返信し、改めて近況報告で盛り上がるに至る……
そんな交流が続いてきました。

しかしながら。
この年末年始は私にとっていささか特別な事態となっている為、どのように報告しようか迷いましたが、やはり正直に入院中であることを伝えることにしました。
それと病院で迎えたクリスマス・正月の様子、作成した折り紙飛行機のことを何枚かの画像付で紹介・説明したメールを正月三ヶ日明けに送りました。
果たして、紙一枚から作る日本の飛行機(グライダー)というものにドイツ人の研究者である彼がどんな反応を示すのか……興味深く返信を待ちました。

……三日後の、やはり夜中。
0:00頃。
携帯が何度も何度も振動を繰返し、着信を伝えました。
どうやら、メールは複数送られて来ている様子。
慌てて送信元を確認すると……見覚えのあるアルファベット。

ドイツからでした。

何故か、全部で5通も入ってきています。
開けてみると、一枚目に文面と画像添付。
二枚目~五枚目までは画像添付のみで。

なんだかワクワク(笑)。

以下文面 

HARIMA
君がこのような病気にかかってしまい、又、長期間の入院となってしまったのを妻とともにとても残念に思っている。
最高に早い、完全な回復を祈っている!
(直訳)

以後省略

という御見舞いの言葉と、僕の折り紙飛行機の件。
「君の折り紙飛行機(ドイツ語:ペーパー・フリーガー)はとても良いね!日本の折り紙飛行機が古くから存在していて、多くの後継者が居ることも私は知っている」という。
さすが、グライダー王国ドイツの研究者!!
御存知でしたか、御見逸れしやした(汗)!

さらに。
長期間の入院生活では確かに退屈もするだろうからと、折り紙飛行機に関する手持ちの資料・図面をPDFにして。
たくさん送ってくれたのでした。

その一部だけで申し訳ありませんが、以下に御紹介いたします。

まだ完全に訳しきれていませんが、欧米でも折り紙飛行機については私の想像以上に本格的な研究や会議まで開催されていた様子。











バリエーションとしては。
なんだこりゃ!?スゴイ!!というタイプもあれば、日本でよく作られるのと酷似したタイプに別れるようです。
おそらく後者は日本から伝来したかと思われます。
まだ全て訳しきれていませんが、頂いた資料の中にヤーパン(JAPAN )の文字を探して見ます。