……「大白川」駅を発車し、次はいよいよ終点・福島県の「只見」駅です。
しかし、その前に立ちはだかるもの……
それが六十里越(ろくじゅうりごえ)峠。
新潟県・福島県の国境、魚沼と会津の間に立ちはだかる標高760Mの山の峠(只見線・国道252号共)です。
越後と会津の交流の始まった戦国時代の昔からここは街道の難関と言われ、峠越えのあまりの過酷さに実際の距離は六里(約24㎞)しかなくても、六十里程に感じることから名が付いたとされます。
ここを只見線では全長6,359Mの六十里越トンネルで貫通しています。
トンネルまでの勾配は急に。気動車キハのディーゼルエンジンも唸りを上げ、精一杯の頑張りを見せる区間です。
一方、それ程の山間部ということは沿線の景色も風光明媚!
秋は紅葉。今は新緑の「咲き乱れ」となります。
細かく点在する小さな鉄橋の下を流れる、渓谷の清らかさと……
まるで森の中にいるかのような。
手の届きそうな大自然の緑と木漏れ日に包まれて。
乗客皆さんの顔も本当に穏やか。
「風っこ」車内では小出駅発車直後から車掌さんの親切な地元ガイド放送が続いていましたが、六十里越トンネル手前で「これより、アナウンスが聞き取り辛くなるかと思われますので、トンネル通過後まで一旦放送を打ち切ります」とのメッセージが。
まるで大気圏通過!あるいは宇宙戦艦ヤマトのワープ航法時か!?
何となくカッコ良く感じてしまいました(笑)。
そんな浮ついた私をいさめるかのように、「風っこ」は六十里越トンネルへ突入!!
……と、途端に我々を包み込んだ、おびただしい冷気の塊と轟音!
・・・・・とにかく標高760Mの山間部トンネル内冷気の風・風・風&トンネル内にこだまする車両走行音と風の流れる音・音・音の大濁流!!!
こればかりは・・・・・ワイド・ビュー車両が裏目に!?
さすがに、寒さに体をかがめる乗客皆さん。
中には、事情を前もって知っていたと見られる方々は、御覧のようなパーカー=マウンテンウェアを用意していました。
すかさず只見線元気会議スタッフの方が・・・・・
「一番奥の、紅い車両は暖かいですので、よろしければ御利用下さい」とのこと。
ここで初めて。タラコキハ40の存在意義を知ったのでした!
なるほど。
私の家族達は、何名かの皆さんとともに迷わずタラコ車両へ。
私自身はというと・・・・・ここで意地を張ります(笑)。












































